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青春18きっぷ日本縦断旅リベンジ【1日目】

稚内のホテルで迎えた2020年8月9日(日)の朝。
いよいよ、この稚内を起点に青春18きっぷを使った日本縦断の旅が始まります。

【1本目】稚内~名寄:稚内5:20発名寄行4324D

出来るだけ朝はゆっくりしたいところなのですが、この早朝の列車を逃すと、次の列車は5時間先の10:27までありません。限られた日数で日本を普通列車だけで渡り切らなくてはならないこの旅で、5時間のタイムロスは大きすぎるので、ホテルの朝食も摂れないまま稚内駅へ。程なくして名寄行き4324Dが入線してきました。

稚内発名寄行き4324D

余談ですが、この列車が出発する時に稚内の駅に駅員さんはいません。売店も開いていません。駅に併設されているセイコーマートも開店前です。
この列車を利用して鉄道旅をしようとする方は、前日のうちに飲食物を入手しておくことを強くお勧めしておきます(飲料の自販機くらいはあるけどね)。私は前日に件のセイコーマートでおにぎりとウーロン茶を購入していました。

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おっと、稚内駅で忘れずに駅名標と記念撮影。

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そして5:20、稚内駅を出発。南稚内駅までの間に、沿線にさっそく鹿が現れますw(写真なし)。そして南稚内を出た後には、線路上を再び鹿が闊歩し、列車の行く手を遮りますw

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そして線路は再び日本海を見下ろす高台を走ります。この日も利尻富士がかろうじて見られました。

利尻富士

その後、豊富周辺の牧草地帯を走るのですが、あいかわらず台風の影響で牧草地帯が湿地帯のようになっていました。

牧草地帯

暫く内陸を走り、天塩川を右に見やりながら、もう少しで音威子府駅到着だなーと思っていたら、列車が急ブレーキ!
運転手さんが最後尾まで走っていく。何が起きたのか?
最後尾のデッキから何かを確認し、運転席に戻っていく運転手さんに聞くと

「熊を轢いたかもしれない!」

とのこと!!まじか!?
動物との接触があると、その轢いた動物の処置などをする必要があり、遅れが生じる可能性があるのですが、線路上・線路わきにその形跡がないとのことで、運転手曰く「熊がギリギリで交わしたのかも」とのこと。念のため音威子府駅で車両の状態を確認する必要があるとのことでしたが、音威子府駅で確認したところ車両側にも形跡がないということで、引き続き平常運行となりました。

さまざまな野生生物との交流?を経て、列車は8:47名寄に到着w

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【2本目】名寄~旭川:名寄10:01発旭川行快速なよろ4号

快速なよろ

ここから旭川までは快速なよろ4号に乗車です。
この快速なよろ4号の画像をみて、おや?と思った方はちょっとした鉄道通ですw
実はこの車両、私が稚内から名寄まで乗ってきた車両なんですね。車両左上の番号(車両番号)を見てみてください。稚内出発時の車両の左上の番号と同じはずですw
この列車は名寄でいったん乗客を降ろした後、そのままこの車両は旭川まで快速なよろ4号として運用されます。
名寄からはそこそこ乗客も増えてくる・・・はずですが、やはりコロナ禍で乗客は少なめでした。ましてや、30分ほど前に旭川行きのサロベツ2号が名寄に停車していきましたから、急いでいる方や旭川以遠に行く方はそちらを利用しているようです。
それでも名寄~旭川間は、士別・和寒・比布といった、道北の主要な街を通りますので、そこそこ乗り降りがあります。
そして快速なよろ4号は旭川到着…と言いたいところですが、ここでまた変わった事象が起きますw
北旭川駅にさしかかると、貨物専用駅なので乗客の乗り降りができないはずなのになぜかこの列車は停車します。実は北旭川駅にはJR北海道の旭川運転区という部署があり、ここで乗務員の交代をするために停車するのですw
そんな珍しい光景を過ぎると、無事11:28に旭川駅に到着しました。

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旭川ではちょうどお昼時になったので昼食を摂ることにしました。
旭川は北海道第2の人口を擁する街ですので、駅前にはイオンがあったり、買物公園があったりして、お昼ごはんを食べる場所には困りません。この先まともなご飯が食べられない可能性もあるので、今日のお昼はちょっと豪勢に行こうと思い「とんかつ井泉」に向かいました。

とんかつ井泉

お昼時でちょっと混んでいましたが、お一人様だとカウンター席などの隙間に入り込めるので便利ですw
せっかくだからお高い「ヒレかつ定食」を頂きました。美味!!!

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ヒレカツでエネルギーを充てんしたので、張り切って旭川駅に戻って乗り継ぎです。

【3本目】旭川~滝川:旭川13:47発滝川行2328M

滝川行き2328M

ここからは気動車(ディーゼル車)ではなく電車になります。旭川駅前のイオンでお茶などの車内用の飲食物をゲットして乗車。約50分ほどの乗車で14:38滝川に到着。

【4本目】滝川~岩見沢:滝川14:45発岩見沢行2330M

滝川駅

滝川では14:45発岩見沢行きに乗り換え。
途中下車印をもらったりしているうちに時間がなくなり、列車の先頭画像は滝川駅で撮影できませんでした(この画像の右側の先頭画像は岩見沢駅で撮りましたw)。乗車時間も40分弱だったので、取り立ててネタもないまま15:24に岩見沢に到着。

【5本目】岩見沢~白石:岩見沢15:40発小樽行228M

岩見沢

岩見沢では小樽行きに乗車します。
本来であれば札幌まで行きたいところですが、千歳線の列車に乗り換えるためには札幌まで行ってしまうと1本遅い列車にしか接続しないため、やむなく白石駅を乗り換え駅にしました。
ここからは大都市圏の通勤通学用車両となり、座席がロングシートになるため、飲食しづらい雰囲気になります(笑)。
そして、16:15、白石駅に無事到着。

【6本目】白石~苫小牧:白石16:23発苫小牧行2774M

苫小牧行2774M

白石駅では、ブチョー(妻)と待ち合わせていました。
なぜ待ち合わせてたかというと、前日旅に出るときに「ネックピロー」を忘れたので、それを自宅に一番近い乗り換え駅まで持ってきてもらうためでした。
乗っている号車を伝えておいたので、合流はスムーズに完了。
ブチョーは私の忘れ物以外にも、晩御飯難民になりそうな私の状況を先読みしておにぎりとおかず、そして今日の宿で飲む用の冷え冷えのサッポロクラシックを差し入れてくれました。さすがわが嫁w
出発前にブチョーとツーショットw

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とはいうものの、ロングシートなので、もらった差し入れは手を付けられずそのまま17:24苫小牧に到着。

【7本目】苫小牧~東室蘭:苫小牧17:35発東室蘭行446D

苫小牧駅と東室蘭行446D

苫小牧から東室蘭までは、2両編成のディーゼル気動車になります。本来は電化区間なのですが、ワンマン用気動車で運転することでコストを下げているのではないかと思います。
時間帯的に帰宅する通学客が増えてきました。なのでやっぱり差し入れには手を付けられず。列車は東室蘭に18:43に滑り込みました。

【8本目】東室蘭~長万部:東室蘭18:47発長万部行484D

東室蘭駅と長万部行484D

本日ラストランの長万部行484Dです。
この列車は東室蘭始発ではなく室蘭から来る列車だったので、席が確保できるか不安だったのですが、難なく席をゲット。しかもかなり空いていたので、やっとここで差し入れのおにぎりとおかずを食べることにしました。

ブチョーの差し入れ

おかずはザンギときんぴらとポテトサラダで、食べ終わったら捨てられるように紙コップに入れてありました。そしておにぎりも、海苔はパリパリのまま食べられるよう別にラッピングしてありました。しかもまだ温かい♪
おいしく頂きました!

列車は伊達紋別・洞爺・豊浦と過ぎるとどんどん通勤通学の乗客が降りていき、気が付くと自分しかいませんw
豪華?貸し切り列車になりましたww

長万部行484D車内

そして無事20:21、長万部駅に到着!

長万部到着

本日の行程はこれにて終了!!
今夜のお宿は長万部温泉。
長万部温泉まではちょっと距離がありますが、事前に電話をしておけば送迎してくれる宿も多いようで、私も列車の到着に合わせて迎えに来てもらいました。泊まったお宿は「長万部温泉ホテル」

到着早々、すぐに温泉に入りましたが、湯温は結構高めでしたね。風呂から上がったら結構汗をかきました。
翌朝も早いため、また駅までの送迎をお願いして、ブチョーの差し入れのクラシックを空けてとっとと就寝しました。
(つづく)

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