見出し画像

『スポーツを愉しむ』第2話〜未来のBRAVE BLOSSOMSを見つけた〜(天理大/パトリック・ヴァカタ選手)

こりゃ止められねぇな。

と思った。今日も。素晴らしいアタックだった。

ヴァカタ選手を育んだ日本航空石川は、
石川県輪島市に位置する。

輪島市は被災したばかりであり、
空気を読まない行動が、
苦手な私(本業はマナー研修講師)は
本日blogを書くのを躊躇った。

だが、今の時間になり、思いとどまった。
寧ろその地が育んだスター候補を予定通り、
PRしたほうが良いと判断した。
彼を心から応援したい。

今日の帝京大対天理大は22-12。

帝京の勝利で終わる。天理は下馬評を覆すことなく、あえなく散った。

スコアは概ね予想通りではあったが、
煌めきを魅せたのは
タイトルのパトリック・ヴァカタ選手である。

彼も代表に確実に入ってくると睨む。
昨日取り上げたロケティ選手はアメリカ大会(2031年)で観る事になるかもしれないが、ヴァカタ選手はオーストラリア大会(2027年)から観れる可能性が高いと読む。

企業人として働いていると、
社長の眼前で良い仕事をする事の大切さを知る事が多い。
私がかつて所属した会社のトップは可視化できる
仕事を評価する傾向にある。
社長とは、天才も多いが、人間ではある。
ある種、当たり前の事なのかもしれない。
ちなみに私はあまりそういう場面では緊張して、
成果を出せないタイプだと思っている。
いと哀し。

しかし、今日はエディージョーンズ日本代表監督の目の前で、ビックゲインをしたヴァカタ選手はそれを一つ成し遂げたとも言えよう。天覧試合でホームランを打てる長嶋茂雄氏の様に彼は持っている男なのかもしれない。うん。

ヴァカタ選手は地元トンガ🇹🇴より
高校に進学する際、ニュージーランドの高校からもオファーがあったプロスペクトである。
これは私の知っている範囲では稀有だ。
水面下では居るのかもしれないが、あまり聞いた事がない。

しかし、親御さんの勧めで日本へ留学した。
ヴァカタ選手の親御さん…ありがとう。

下記、J SPORTS公式様より引用。

ぜひ、プロフィール欄を見てほしい。

ヴァカタ選手は189cm115kgの大学3年生。
恵まれた体格だ。フィジカルモンスターだ。

だが…苦手な科目は…『体育』である…。

これは天理で関西の文化を学んだヴァカタ選手が
ボケてきているのか、或いはフィジーク過ぎた結果、仲間を吹き飛ばし過ぎてしまうのが映画シザーハンズ的に哀しいからなのか真偽は定かではない。

一方で得意科目も見て欲しい。

『家庭科』『数学』『化学』である。

こんなスポーツ選手を私は歴史上見たことがない。この恵まれた体躯で、ミシンを扱うのが上手い可能性があるとは…。。うーん…偉い。

ちなみに余談だが、J SPORTSさんは実況解説陣の皆様も大好きであるが、オンデマンド配信を
20時からオンリーにするのは辞めて頂きたい…。有料会員なのに、昼から、同時性を伴って観られないのはあんまりだ…。と感じている。
といわけでNHKさんで観ました。
(結局明日J SPORTSさんでまた観るのだろう)

ヴァカタ選手は現地花園で高校時代観た時も、
パワフルさを感じた。素晴らしい選手だった。
しかし、航空石川は留学生選手は毎年質が良いので、特筆するほどかなぁと思ったのと、バックスではあるが、フィフィタ先輩が既に同じキャリア(航空石川⇨天理大)で活躍していたのもあり、比べてもちょっとインパクトに欠けたというか、自分の中では埋没していた。

しかし今日の帝京の歴戦の覇者達を
薙ぎ倒してゲインする姿は本物だと思えた。
大学最強のナンバーエイトは彼だ。

高校はロケティ選手。
大学はヴァカタ選手。
に私は票を投じておく。

これ意外と、佐々木置きに行っているぞ!と、
攻めた予想じゃないじゃないか!と言われる可能性はあるが、詳しい人は分かって頂ける筈。
そう。ナンバーエイトやフランカー(6番、7番)は国内外出身者併せて最激戦区のポジションなので、ピンポイント予想する行為はまぁまぁ攻めているのである。
高校生のワーナー選手がフランスW杯に出るよ!と当てた時のオッズとは比較にならないぐらい容易ではない。ワーナー選手の様にライバルが居ないポジションは正直ミライモンスターを見つけるのはイージーだ。2019年までは高さだけならロックは明確な穴だった。

日本のウィークポイントは近年では、
フッカー(2番)とロック(ワーナー選手らの台頭により改善傾向)、スタンドオフ(10番)、フルバック(15番)と睨む。
ここのポジションで、既にストロングな選手を挙げた方が正直当たる可能性は高い。

ちなみにこのブログはラグビーの普及も目指しているので、マニア歓迎!ミーハーは置いてきぼり!みたいな展開はまるで望んでいない。
一方で、マニアの方にも喜んで頂けるコンテンツにしたい!!

大前提として私も最初は
ニワカラグビーファンであった。ミーハーな所から始まった(今も知らない事たくさん)なので、
そうした状態のかたの、これから好きになりたいかたへのコンパスを授けたい。

ラグビーというスポーツの良さの一つは、
ナンバーエイトを務める選手の
スピード感とパワフルな突破だ。

見始めたかたはぜひとも各チームのナンバーエイトに注目して頂きたい!基本総合力がエグい。
ヴァカタ選手も6.2秒で走るけど、ベンチプレスは160kg上げてしまう。そんな選手が観れるポジションだ。

例えば私が、序盤に好きになった選手にアマナキレレイマフィ選手がいる。
マフィ選手は2015年日本が南アフリカ🇿🇦代表に勝った時の原動力だ。彼もトンガ🇹🇴出身だ。
189cmと、ヴァカタ選手と身長も同じ。

さて、ラグビーを見始めた方に是非お伝えしたいインフォメーションがある。
日本へのラグビー外国人留学生で
有望株が一番多い国はトンガ🇹🇴である。
加えてフィジー🇫🇯、サモア🇼🇸の選手も稀に居る。

これは統計は取っていないが、トンガが一位というのは肌感的には99.999999999%合ってると思われる。

上記の国からの留学生選手達を重用している学校をパッと思い付く限り挙げる。このチームの留学生選手に注目すると代表の主軸を務めるであろう有力選手の未来予想図が出来上がる。
リーチマイケル選手。シオサイアフィフィタ選手が筆頭格だ。
全てではないが代表的な学校を挙げたい。

【高校編】日本航空石川、目黒学院、札幌山の手、高知中央、正智深谷、青森山田、大分東明など。

【大学編】天理大学、東海大学、大東文化大学、京都産業大学、流通経済大学、日本大学など。

実際、上記の高校から大学に進むケースが多い。
リーチ・マイケル選手(札幌山の手高校⇨東海大学)
シオサイア・フィフィタ選手(日本航空石川⇨天理大学)
リサラ・フィナウ選手(青森山田⇨大東文化大学)

の様な形だ。
他のスポーツ同様にパイプというものがあり。
この高校って事は…この大学かな…という予想は比較的立てやすい。
とは言え、その限りでもないのだが。
そこがまた面白い。

インパクトプレーヤーの知識の青田買いをしたい場合はぜひとも上記の学校に注目して頂きたい。

最後にヴァカタ選手に話を戻す。
彼はロケティ選手同様、日本代表を目指している事を明言済みだ。嬉しい限り、この上ない。

下記スポニチアネックス様より引用。

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/05/25/kiji/20220525s00044000212000c.html

私は、日本ラグビーの未来に、そして石川ラグビーの未来に明るい光をもたらすのは彼だと信じてやまない。末永く応援したい。

ではまた明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?