働き方改革

働き方改革という、時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是正が
言われてきています。
残業時間が月間〇〇時間を超えたら過労死レベルです、と。

〇〇時間は80時間とか100時間だったかと思いますが、そこの規制に疑問を感じます。

サラリーマン時代は、何度もこのくらいの残業を行うケースはありました。もちろんハードな期間ではありましたが、やらなければならなかったし、
その分の残業代がもらえていましたので特に不満はありませんでした。

起業してからは役員となり労働者ではなくなったので残業手当はありません。起業当初、数百万円の仕事の依頼がきて、納期3ヶ月という内容にしては短い仕事がありました。

仕事が無くて途方にくれていた時期だったので、受注が決まった時にはとても嬉しいものでした。
平日は深夜まで、土日休日も働き3ヶ月間まったく休み無しで働きました。
その結果、納期を守ることが出来ました。

残業時間を記録はしていませんが、月間200時間程度はあったのではないかと思います。
とても疲れましたが過労で死ぬような状態ではありませんでした。とても充実した3ヶ月でした。

だからと言って、月間〇〇時間の残業で過労死をしたことを疑問視するつもりはありません。
労働の質が問題なのだと思います。

労働する環境や精神状態が重要に思います。

自分の能力以上の仕事に、上司や同僚から、何のサポートも受けられることなく、叱責されたり無視されるなどの状況の場合、月間の残業がまったく無い状態でも過労死になるのではないでしょうか。
私もサラリーマン時代には何度か遭遇しました。中途採用の場合、即戦力として期待されますが、入社当初は社内事情など、右も左もわからない状態で、責任の重い仕事を割り当てられた時には、とても辛かった思いがあります。

残業という量と、労働環境という質の両方の視点が関連しているのに、長時間労働の是正という「量」に関して「働き方改革」という名のもとに法律を作成してしまうのはいかがなものかと思います。

管理職側からみると、従業員の残業が〇〇時間を超えて、そして病気になってしまった場合、刑事罰を負う可能性があるので、残業の上限を超えないように、と言わなければいけません。

ここぞの場面でのガンバリが出来なくなってしまわないか、と管理職側に同情してしまいます。

会社や部署が生き残るかどうかの瀬戸際に、短納期での仕事の受注がきたときに、「その納期では出来ません」と言うことが多くなってしまうのでしょうか。

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