見出し画像

「それでいい。」

尊敬する大先輩から勧められた
「それでいい。」
臨床心理士の水島広子先生と漫画家の細川貂々さん著作の本。

ネガティブクイーンの貂々さんが、「フツーの人みたいに明るく振る舞いたい」と無理をするのだけどやっぱりできなくて「私ってダメな人間・・・」って思って感じる生き辛さ。
水島先生はそんな貂々さんに、「あなたは子どもの時からネガティブ思考になるように育てられてきたのだから、そう感じるのは当たり前」そして、「人はだれでもストレスがあればネガティブに考えてしまうもの。そう感じるのはだれでも当然のこと」と言い切ります。
「(ネガティブと)そう感じる自分を認めてイイんだよ。」と説明してくれます。

「感情を大切にする」
「それって人間として当たり前だよね」

この二つは対人関係療法のキーワードなんですって。
アタシはアタシなりにその言葉を大切にしている。

画像1

アタシはネガティブクイーンにはならないと思う。
それは貂々さんとは違う育ち方をしていることも起因しているのだけど。
アタシは「鈍感力が強い」ので、ネガティブになりにくいのだと思う。

世の中には怒りっぽい人、イヤミな人、しつこい人、変なことを言ってくる人がいて・・・いろいろな人に出会っているけれど、鈍感でいると傷つかない。
哀しいこと、悔しいこと、腹立たしいこと、恥ずかしいこと・・・いろいろあるけれど、鈍感でいると傷つかない。 
 #もちろん一定の時間は傷ついているけれど。

アタシの場合、それは感情を押し殺しているのではなく、そもそも「ないものとする」そんなこと「どうでもいい」と思う。だって相手のあり方や考え方は人それぞれだし、アタシが変えようはないのだから。起きてしまった事実もどう思おうとも変わることはないのだから。

事実は変わらない。感情は自分の持ちよう。気持ちは楽でいたい。
つまり
そこにある事実を「それでいい。」と受け入れる。
相手のその感情は確かに「人間として当たり前」。人それぞれ色んな感情を持っていて、それが言動に現われるのだから。
そしてアタシが傷つくのも「人間として当たり前」「自分の感情を大切にして」感じてしまったのだから。でも、アタシはその感情に浸るよりも、楽しく前向きに笑っていたいという、アタシの根底にある感情を大切にしたい。だから、ネガティブな感情にいつまでもしがみつかない。
この感情の切り換え、子どもの頃からの色んな経験から出来るようになっているのだと思う。一次感情を自動思考で切り換えて、ポジティブ感情にしているという感じかな。

そんなひとり言を今日はつらつらと。。。
稚拙なことしかまだまだ書けないこんな自分だけど、
きっと
「それでいい。」

写真:N.Sハルシャ展 @森アートミュージアム 201707

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?