みなさん、こんにちは。カナダの心理士のナオトです。異常に暑かった夏も、9月の半ばをむかえてようやく涼しくなってきました。 今回は、最近バージニア大学から発表された妙な論文、離体体験と共感力についての研究を紹介してみたいと思います。 離体体験とは、自分の意識が自分の体から抜け出てるような感覚を経験することです。臨死体験とか幽体離脱みたいな感じですね。例えば、事故にあったときに、大怪我をしている自分の体を上から眺めているような感覚だとか、深い瞑想に入ったときに、自分と周り
模試では良い評価がとれるのに、本番の試験では結果がイマイチだとか、高校までは成績が良かったのに、大学に入ったとたん成績が並以下になってしまった、というような経験をしたことはありませんか? このようなときには、自分は本番のプレッシャーに弱いんじゃないかとか、大学で勉強のモチベーションを保ててないんじゃないかとか、自分自身に何かの問題があると考えがちですが、ひょっとしたら環境が原因かも、という研究が最近発表されました。 これは南オーストラリア大学とディーキン大学で行われた
共感力の落とし穴 みなさん、こんにちは。カナダの心理士のナオトです。 今回は、子供の共感力のネガティブな影響についての研究を紹介しようと思います。 共感力のネガティブな影響と聞いて、なんだそれ、共感力って良いもんじゃないの?と思った方もおられるかと思います。で、それは基本合ってます。私たち人間はもともと社会的にも生物学的にも、他人と接して生きていくようにできているので、他の人の気持ちを察したり、痛みを理解する共感力は必須な能力なわけです。 でも、私たちがこの社
ADHDについてまとめてみました。