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マニタビが提供する体験とは?

既存のツアーとマニタビが目指す体験(プログラム)を比較をする。


①旅行者のニーズとそれに対して提供するコンテンツ

既存のツアーは「観光地やイベントに”行くこと”」を商品とする。例えば、旅行会社は旅行者を有名なお寺巡りや景勝地へ連れていく。

タイの観光名所

それは旅行者の「自分が行きたい場所をコスパよく回りたい(安く、早く、楽に)」というニーズを満たす。

ツアーは旅行者が行きたい場所をベースに、主催者が計画する。
当日も計画された場所を時間通りに漏れなく回ることが求められる。


一方で、マニタビは「その土地に住む人々の"暮らし(=異日常)"体験」を商品とする。例えば、村の人の料理づくりや、村の散歩、村の人が作る農産物の見学などをする。また、必ずしも毎日行われている訳ではないが、その土地固有の文化や伝統を継承するための体験をする。

バナナのつぼみと芯

それは旅行者の「新しい世界を見たい」「未知との遭遇を求めた冒険をしたい」「その土地ならではの異文化の世界を味わいたい」というニーズを満たす。(究極的には、自分の人生をよりよくしたいというニーズに見合うものにする)

マニタビのプログラムは、コンテンツを旅行者の参加者層やニーズに合わせてアレンジしていく。また、当日のプログラムは計画に従いつつも、その中で偶発的に起きる出会いや発見を楽しむ。

プログラムは「コスパがよい」ものではない。時間やお金がかかり、自分で手足を動かしてめんどくさいことをあえてすることになる。だからこそ、記憶に残るし自分の血肉になる。

森散策とサバイバル飯づくり

②旅行者の関わる人と関わり方

既存ツアーであれば、参加者が会話をするのは基本的に一緒にツアーへ申し込んだ同行者(友人、家族、パートナーなど)。気が合う人がいれば、ツアー参加者の中で仲良くなる人が一部いる。

ツアーの参加者の人数は20-30人など比較的大人数。参加者同士の中で知らない人がいるのは当たり前。

旅行者はツアーのプログラムを基本的には受動的に受ける。ツアーガイドとの関わり方は基本的にはツアーガイドが説明をし、それを聞く。参加者に質問があればする。


マニタビのプログラムは、参加者とその同行者に加え、その他の参加者同士が基本的には同じプログラムに参加する仲間として関わる。

また、現地のホストとも積極的に関わる機会を作る。言語の壁がある中で、ガイドを通じて会話をする。プラスで参加者にも簡単なタイ語を教えることで、基礎レベルのコミュニケーションを取れるようにする。

参加者の人数は6-8人の小グループを目指す。最大で多くても15人程度。旅行者はプログラムに対して、自ら積極的に関与する。

③プログラム中の時間の使い方とプログラム後の時間

既存のツアーは基本的にスケジュールを詰め込む。短い時間でできる限り多くの場所を訪問することが価値。目的地を効率的に早く回ることが求められる。

マニタビの場合、スケジュールの中にあえて「何もしない」時間を作る。体験と体験の間に余白を作る。余白の時間は、プログラムを通じて感じたことを自分の中で振り返る&ツアー仲間にシェアする時間として使う。

④旅が終わった後の感情・関わり方

既存ツアーの場合は、旅の終了後写真を見返したりして思い出を振り返る。

マニタビのツアーは、思い出を振り返ることに加えて、その後も訪問したホスト側と関係が続く。関係が続くのは、プログラムの中で旅行者・ホストの間にリアルな交流があるため。

旅行者が訪れたタイの田舎は、「第二のふるさと」になる。旅行者側は訪れた村に対して愛着を抱いているため、再度リピートする。

村の方と踊りを通じて交流

リピーターが2度目以降に参加するときは、プログラムのチーム”リーダー”として参加者(仲間)を集め、プログラムを企画する。

⑤プログラムの価格

既存ツアーは単価をできる限り抑えて、たくさんの旅行者に対して大量に販売。

マニタビのプログラムは、体験の付加価値を高めて三者(旅行者、ホスト、旅行会社)に納得・満足感のある価格で販売。

※ 差別化を強調するために一部既存ツアーを否定的な文言で記載していますが、既存の旅行ツアーを否定したくて上記表現になっているわけではございません。

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