共感力を強みに「光をあてる」。くぼちゃんの旅とこれから
天性の共感力を活かして人の懐に深く入り込み、「光をあてて」周りを輝かせるくぼちゃん。
一見キラキラ女子に見える彼女だが、“陽”だけでなく、“陰”の世界を知っているからこそ、一人一人に深く入り込み、光を当てることができる。そんな彼女の生き様、価値観、そして将来について聞いてみた。
まじめさと遊び心を兼ね備えた学生時代
― まず、くぼちゃんの学生時代についてお伺いしたいです。
中学・高校時代は進学校に通う普通の女の子でした。学校が進学校だったこともあり、勉強にはしっかり取り組んでいたのですが、「おしゃれも遊びも楽しみたい」という想いを持っていました。
両親から「お姉ちゃんと比べて勉強ができない」と言われていて、その両親を見返すためにも「絶対国立大学にいってやる!」という反骨心をもって勉強をしていて、無事国立大学に受かることができました。
ー ギャル時代もあったと伺っていますがいつだったんですか?
大学時代は高校の厳しい環境から離れたのもあり、ギャル生活を楽しんでいました(笑)
初めての海外で本物を見て、旅にハマる
ー旅にハマりはじめたたのは大学時代ですか?
そうですね。大学1年の時、入学祝で姉にイギリス、フランス、デンマークなどのヨーロッパ旅行へ連れて行ってもらったんです。そこで、「海外ってめっちゃおもしろい!」と思ったんです。
― どんな経験が1番記憶に残っていますか?
2つあるのですが、1つ目は「本物」を見た経験です。フランスの美術館で、ホンモノの絵画を見た時、今までにない感情がこみ上げ、圧倒されました。
2つ目は今では笑い話ですが、パリで窃盗集団に囲まれたんです!男性たちにいきなり囲まれて、とても怖かったんですが、地元のマダムたちが助けてくれました。とても怖かったけれど、18歳の私が日本ではできないような経験が旅にハマるきっかけになったんです。
全部自分で決めて、行動する一人旅。新たな旅のスタイルも
―その後、一人旅もするようになったと伺っていますが、どんなきっかけがあったんですか?
2018年に初めてスリランカへバックパックで一人旅に行きました。スリランカの有名都市、シーギリヤやコロンボ、キャンディーなどを2週間で回りました。
スリランカへ一人旅をしたのは、敷かれたレールの上を歩いてきて、「女子のひとり旅は危ない」と反対されて従ってきた私が、離婚したことで敷かれたレールの呪縛が解かれて、「女子ひとり旅でも行ってしまえ!!」と想い、海外に飛び立ちました。
結婚していた時は、自分の意志で自由に生きることをあきらめていた時があったんです。そんな中、一人旅をして「自分で決めて、自分で行動して、自分で責任をとる」ことは大きかったなと考えています。
その後、海外だとスペインやマレーシア、ミャンマー、国内だと五島列島や瀬戸内海の島々、岩手一周や新潟のアートをめぐる旅に行きました!最近は、一人旅だけでなく、POOLOの仲間と修学旅行的な感じで旅をしたり、ワーケーションをしたり、今までとは違うスタイルでも旅を楽しんでいます。
―なるほど、「自分で決めて、自分で行動する」感覚ってなかなか日常生活で味わうことは難しいですよね。色々な旅をされる中で、今後はどのような旅をしたいですか?
次は「暮らす旅」をしたいと考えています。今までは1-2週間の旅だったので、今後は1カ月程度の短期滞在をして、実際に海外で「暮らす」経験をしたいと考えています。
実は、今年にマルタへ短期留学することを考えているんです。会社の仕組み的にハードルが高いのですが、何とか調整しようと思っています
多様な選択肢を持って生きる、働く
―旅に加え、今後どのようなライフスタイルを送りたいかはありますか?
「多様な選択肢を持つ」ということを意識しています。以前は「主婦」という一軸で生きていました。パートはしていたけれど、一つしか軸がないと精神的、キャリア的にも厳しいと感じたことがありました。
また、「仕事」だけが軸になってしまっていた時期もありました。離婚後、新卒で入社した会社に再就職したのですが、営業として数字やノルマに追われていたり、終電まで働いたりと、かなりきつい時期でした。その会社や仕事しか知らなかったので、そうなってしまったと考えています。
しかし、POOLOに「サードプレイス」ができて、心理的な余裕ができました。自分が属するコミュニティは複数あると良いなと考えています。
―その気持ち、分かります。やはり複数のコミュニティーがあるからこそ、心理的な余裕がうまれますよね。今後の仕事についてはどう考えていますか?
基本は会社員としての本業が中心になるかと思います。もしフリーランスになった時は様々な選択肢をもって、スラッシュワーカーとして4、5個の仕事やっていきたいと考えています。そのためにも、3つの副業により注力していきたいと考えています。
1つ目はライティングです。私の好きな「旅」と「書くこと」を掛け合わせて、多くの人の感情を動かすような文章を書いていきたいと思います。今回、「好き」を「得意」にするために、POOLO JOBに参加しています。また、現代アートや建築、インテリアなどは大学時代の専攻にも被る領域であるため、関わっていきたいです。
2つ目は、コミュニティーマネージャーです。POOLOの3期に入る中で、コミュマネとして活躍するための「共感力」という強みにも気づき、コミュマネの学校にも入ってスキルを高めています。3つ目は、ナレーターです。友人の動画に出演し、声を褒められて始めました。
「光をあてる」きっかけとこれから
―今後の旅やライフスタイルについて伺ったところで、くぼちゃんのテーマでもある「光をあてる」についてお話を伺いたいと思います。まず、くぼちゃんに対して、誰がどんな光をあててこられたのでしょうか?
POOLOに入る以前、離婚など様々なことがあり、本当に気持ちが落ちている状態でした。地上にいなくて、地下に沈み込んでしまったような感覚で。プライベートでも誰にも全く会わず、話したくない時期が2,3年ありました。
だけど、POOLOに入り、みんなが光をあててくれたんです。例えば、「くぼちゃんのやさしさって、辛い経験があるからこそ、ここまで人に対してやさしくできるんだよね」、「くぼちゃんの共感力は、コミュマネで絶対発揮できるよ」と言ってもらったりしました。地下に沈んでいる状況から、本当の意味で元気になりました。
―周りの人からの言葉で自分の強みが見えることはありますよね。今度は逆に、今後くぼちゃんは誰に対して、どんな光をあてていきたいかはありますか?
一人一人違う魅力や才能に光をあてていきたいと考えています。特に、自分で光ることができる人だけでなく、「光を必要とする人」に光を当てていきたいです。
具体的には、自己開示が得意な人や自走できる人というよりかは、陰で頑張っているような人や、地下に沈んでしまっているような人に光を当てられればなと。人生には様々なことがあり、地下に沈んでしまう瞬間は誰しもあると思います。そんな中で、今までの自分の経験を活かしながら、マイナスをプラスにするように光をあてていきたいと考えています。
ライターとしては、トラベルライターと人物取材の両輪で活躍したいです。
トラベルライターとして、旅行先の独自の空気感に「光をあてて」発信することで、その土地の魅力を発信する。加えて、私は人に「光をあてる」ことをしたいし、強みでもあるので人物取材もやっていきたいです。
―くぼちゃんのテーマ「光をあてる」の意味が、本当の意味で分かりました。人物取材においては、くぼちゃんの人の懐への入り込みと「エモい」文のコラボレーションがインタビューをより魅力的なものにするかと思います。くぼちゃんの人物取材記事がとても楽しみです!
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インタビュー中で、にじみでてくるくぼちゃんの人としてのあたたかさ、深さ、包容力、愛情。様々な経験をしてきたからこそ、本当の意味で相手の立場で考え、「光をあてる」ことができるのだと感じました。
くぼちゃんの今後の幅広い分野での活躍、楽しみにしています!!
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