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ローカル旅のすすめ。異日常を味わい、日常をもっと豊かに

私は、旅が好きです。
観光が、好きです。

けれど、それ以上に、現地の人と話し、その場所でしかできない旅(ローカル旅)をすることを愛しています。

ローカル旅は、観光地を巡る旅以上に人生を変えます。
そのローカル旅の魅力を語ります。

注:私は観光旅行を否定するつもりはなく、観光旅行も好きです。

ローカルな旅とは?

そもそもローカルな旅とはどのようなものでしょうか?

人によって異なりますが、ここでは「訪問先の人と一緒にありのままの暮らしを体験できること」と定義したいと思います。

その際、①場所、②人、③アクティビティの3つの観点から、観光旅(観)とローカルな旅(ロ)の違いは以下です。

  • ①場所

    1. :観光地(バリのビーチ、タイの有名な寺、パリのピサの斜塔等)

    2. 観光地化されていない町・家・空間

  • ②人

    • :自分、友人、恋人、家族 など

    • :自分、友人、恋人、家族+現地の人

  • ③アクティビティ

    • :観光地巡り

    • :衣・食・住の現地の生活体験

↑を踏まえ、なぜローカル旅を私が推すのかというと、、、

ローカルな旅を推す理由

それは「人生の幅が広がる」「価値観が変わる」体験ができるからです。

現地のリアルな生活を見る、感じる、自分でやってみる、また、現地の人と話すことによって、自分にはない考え方や生き方を知ることができます。

私のエピソードです。

社会人4年目の夏休み、マレーシアの東海岸へ1週間旅をしました。

マレーシアの食堂

ある街の食堂でうまく注文できなくて困っていたところ、マレーシア人のお母さんと娘が私を助けてくれました。

一緒にご飯を食べることになり、話しているうちに仲良くなりました。
「もっとこの人たちのことを知りたい!」と思い、勇気を出して家に泊めてもらえるか聞いたら、OKしてもらえました。

泊らせていただいたAyobファミリー

そこで、宗教や民族に関するを衝撃体験をしました。

イスラム教には定められた時間にお祈りをする習慣があることは知っていましたが、泊った次の朝、お母さんが正装をして真剣な表情でお祈りをしている姿を見ました。

イスラム教の祈り自体は見たことはありましたが、その場に立ち会うと神聖な感覚に包まれ、「お祈りって、こんな風にやるんだ。」と知りました。
その光景は今でも私の脳裏に焼き付いています。

また、民族についても理解が変わった経験があります。

マレーシアにはマレー系、中華系、インド系の3つの民族があり、民族で文化・経済力の差もあるので、民族同士には壁があると何かの本に書かれていました。

ただ、実際そんなことはなく、私がお世話になったお母さんはマレー系ですが、小学校の時からの中華系の親友がいて、本当に仲良くしていました。

この経験からやはり、自分の目で現場を見る大切さを改めて知りました。

お母さんと中華系の親友

ローカルな旅をするとどうなるのか?

それでは、自分の世界が広くなって、価値観が変わるとどうなるのでしょうか?

私は「興味・関心の対象が広がり、成功と失敗の境界線があいまいになり、新しい挑戦ができるようになる」と考えています。

私にとって、このマレーシア旅は、転職に踏み切るきっかけとなりました。

当時は、自動車メーカーという安定的な職場で、優秀な上司、仲の良い同期、海外と関われる、など充実した環境で働いていました。

一方で、新しい挑戦を求めており、コンサルティング会社の転職活動をして、何とか合格をもらうことができた状況でした。

ただ、コンサル会社は「激務」「上司に詰められる」「成果主義で厳しい」というようなイメージもあり、メーカーに残るか悩んでいました。

しかし、マレーシアの体験から、自分がコンサル会社でうまくいかずに首になったって、自分だけでなくもっと広い視点で見れば、大したことではないし、極端ですが、仕事が見つからなくても、マレーシアの家で過ごさせてもらえればよいと思えました。

結果として、転職に踏み切ることができました。

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ローカル旅をすることが、偉いとは全く思いません。

ただ、自分の世界が広くなって、より人生が豊かになることは間違いないと思います。

ので、私はこれからもローカル旅を続け、さらには、ローカル旅を自分以外の人に味わってもらえる機会をつくっていきます!

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