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子どもたちの金銭感覚

これは地域差、家庭環境、教育環境によって随分と変わってくる感覚なのだろうが、金銭感覚、ものの価値観が時代とともに変わってきたのかなぁと感じた一幕があったので紹介したい。

地位の祭りに遊びに行かせてもらった。
そこへ自分の子どもはもちろん、子どもの友達も一緒に連れて行くことになった。
子どもたちは、それぞれ3000円から4000円くらいの小遣いを握りしめ、祭りの出店を楽しもうとしていた。

自分が子どものころ、300円から500円くらいだっただろうか。
ラムネか焼き鳥、わたあめ、金魚すくいをするかどうかで悩んだものだ。

まぁ時代は進み、持ってくる桁は一桁違うものだ。
子どもたちは何を買うのか様子を見ていた。
ちなみに子どもたちは、二年生から四年生だ。

見ていると、食べ物関係は一切買っていなかった。
理由を聞くと、
「だって高いじゃん!」おぉ。なるほど。
小学生でもわかる価値観。確かに、祭り価格だが、それをふまえて楽しむもんだと自分は思っていた。ただ、すでに幼い頃からイメージができているのはすごかった。

そして、何に使っていたのかと言えば
ポケカだ。
ポケカを全面に出している出店だった。
輪投げ、くじ引き、昔のパチンコ。
これだった。
大人目線で見れば、絶対当たらない仕組みになっているのがわかっており、お金の無駄だとわかるのだが、子どもにはまだそれはわからない。
出店側もよくわかっている。

子どもは好きなカードやおもちゃが欲しい。
親は子どもの楽しむ顔が見たい。
そこへ出店側は餌を出しているわけだ。
シンプルだがすごい仕組みだと感じた。

子どもたちは、やはりそこへの投資はどんどん出していった。

それはそれで面白かった。


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