flesh and blood : Benjiの新たな世界～ショートコンボ

2023年6月10日 09:41

BlitzだけのNinjaであるBenji。
あまりご存知でないプレイヤーもいるかもしれないが、過去記事はこちら。

前の紹介記事では、デッキ構築における注意すべきキャラと能力、みたいなでかたではあったわけだが。今回は、Outsidersで新しいspecializationが追加されたこともあり、彼の能力を正しく理解し、勝てるデッキ構築を目指したものと思われる記事。

WANDERING WITH PURPOSE: SHORT COMBO BENJI
by Alex Truell
18th April 2023

Katsuとの違いがやはりあるわけで、そのあたりの棲み分けも意識されている。

Benjiの能力はというと、やることはふたつ。それはこちらの小さな攻撃をブロックしにくくして、最初の攻撃がヒットしたあとの次の攻撃を強化する。

そして、Alex本人が以前書いた記事「Benjiの罠」のこと。このとき、Benjiは、デッキ構築をあやまった方向に導くカードの一例として紹介された。似たようなカード（ヒーロー）の最近の例としては、Riptideで「罠」に注目しすぎてしまうのが文字通り「罠」である。
Benjiの例では、攻撃力２の攻撃はブロックされないから、みつけられるかぎりの１－２点の攻撃力のカードでBenjiを構築してしまう。おそらく、こういうデッキは即死はないにしてもダメージレースで勝つことができない。

加えて、誰も言っていなかった？らしいが、
Benjiのふたつめの能力で、こちらのふたつめの攻撃を強化したときに、相手がブロックできる数値にしてしまうこと。
攻撃力１点のカードなら範囲におさまるけれども。だからといって、攻撃力１点のカードばっかりにしては勝てないはず。

Everfestで得たSpring Tidingsというspecializationに加えて、
OutsidersでBenjiにspecializationが増えた。

目的をもってさまよっていたのでした！

コンボの連鎖のはじまりは、たいてい１～２点のダメージでわずかなものである。けれども、それらを先行させることで、後続のカードからできるだけ大きな力をひきだすことができる。

というわけで、本文中のデッキリストをみてみると、
それは、One-Two Punchを軸として、Be Like Waterとその関連でTwin Twisters と Head Jabのあたりに収束している。完成された長いコンボラインというよりは、短いコンボをつくっていくかたち。

One-Two Punchは、「いまならブロックできるよ」状態にならずに、４点を叩き出す。そして、ここでAlexの気づきがあった。それは、１発目と２発目がコンボじゃなくてもいいよね、ということ。つまり、１発目がコンボじゃなくて、２と３にコンボでもいいよね、ということで、最初の打撃がDeadly Duoのパターンを解説してくれている。黄色のHead Jab→One-Two Punchにつなげる。