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flesh and blood : モダンなDorinthea

一昔前とくらべると、だいぶヒーローの数が増えてきて、もちろん新規に追加されるカードもあるから、強かったヒーローがそうでもなくなったり、またその逆もある。このゲーム、永遠にヒーローが増え続けるのだろうか?という若干の心配もありつつ(話題にもならないヒーローを目じりでとらえながら)、案外記事の多くないDorintheaの記事があったのでアップデートをかねて読んでみた。

過去の紹介記事はこちら

※Dorinthea Ironsongの話で、Dorinthea v.s. Rhinarの構築済みで登場したDorinthea, Quicksilver Prodigyの記事ではないので注意。

THE SONG OF STEEL: DORINTHEA IRONSONG IN MODERN FAB
by Davis Tower Kingsley
7th March 2023

Monarchで、PrismとChaneが追加されてから、日の目をみれなくなったDorinthea、ということだが、fabには「Living Legend」というシステムがあるので、PrismもChaneもLegendになった今こそ、ということのよう。「Living Legend」とは、ざっくりとは、大きな大会で優勝したヒーローにはフォーマットごとにポイントがはいり、ある程の点数になるとLegendとなり、そのフォーマットで使用できなくなる。

Dorinthea Ironsongは、基本的に武器で攻撃する。そして、attack reactionで増強し、on-hit効果を加えたり、ひいてはDawnbladeなら武器強化を行う。
Dorintheaと対峙する側としては、どのくらい強化してきそうかを考え、オーバーブロックの判断をしなければならない。ただし、Repriseというキーワード能力によって、手札からのブロックに反応してさらに強くなられてしまうこともある。そこも織り込んだうえでのオーバーブロックだったりもするし、あえて(手札では)ブロックしない場面もあるが、ダメージを通してしまうと、Dawnbladeのカウンターが増えないまでも残ることになってしまう。

Dorinthea v.s. Rhinarの構築済み(Classic Battles)やDynastyで追加されたカードで、Dorintheaの使うreactionの選択肢が増えているあたりも対戦する側としては厄介なもの。そして、Warriorはもってうまれた?頑強な装備品を多数もっていて、防御にもたけている。多少のよくないドローもものともしない・・・のかな?

Dorintheaの構築には、大きく分けて2通りある話。
Dawnblade型と二刀流型。

Dawnblade型では、もちろんそのDawnbladeの効果に依存している。
それは1ターンに2回のヒットを達成できれば+1カウンターが乗って強くなる。1ターンにいちどもヒットできなければ、カウンターはすべてとりのぞかれる。が、1回でもヒットすれば維持される。
こういうのは、ノーブロックで殴り合う系の相手には強い能力となる。また、Dawnbladeに直接カウンターをのせてくれるIronsong Pride や Glistening Steelbladeのようなカードの追加も追い風である。基本的にはattack actionは使わず、Dawnbladeをなんとかして2回振り下ろせるように、non-attack actionやreactionでgo againをつけていくことになる。Glistening Steelbladeが追加された、というところが大きい模様。

二刀流型では、Kassaiから借りてきた片手剣や、新しいダガー、手斧なんかを組み合わせて使うことになる。前述の剣と同様にgo againつけて、2回どころか3回目の斬撃も狙う。数多く攻撃することが多いので、Warriorの伝説の履物であるValiant Dynamoの強みが増すことに。とはいえ、どうしても二番手にあまんじている構築ではある。それ用に組まないといけないし、将来追加されるカードに期待しているところもある。

Dorinthea自身、実績もなくはないし、地力もあるのだが、Outsidersで追加がなさそうなムード。とはいえ、強化されそうなRangerやコンボNinjaはDorintheaのお客さんだった?という話もあり、メタ次第、というのは変わりなさそう。

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実は、以前のDorintheaの紹介記事は、見直しの結果、当初より短くしている。冗長すぎると思い推敲リストに戻した部分には、その時に参考にしたRathe Timesの記事でのDorintheaのもつシステムに関しての懸念が記載されていた。簡単には、Dorinthea関連の能力は「相手に選択権のある」ものになっている、という内容だった。今回の記事ではそんな心配は杞憂なのかな、というところもある。

メタもふくめて、ゲリラ的に?動ければ強い(Dorintheaの存在感がないときに強い、Dorintheaを知らない相手に強い)、というのは、逆を言えば、よく知られて対策されたり戦い方がわかられると弱い、ということになるから、完全に不安は消えてないよね、という。

でも、同じWarrior女子でも、Kassaiともまたちがうかんじで、それぞれspecializationで個性もでるから、使ってて楽しいとは思う。

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