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flesh and blood : Iyslanderのアーキタイプ

Iyslanderの記事は2度目。ひとつめの記事はこちら

Iyslanderは、Kanoに続くふたりめのWizard。Elementalのtalentをもっていて、さらにEssence of Iceもあり、Iceのカードを使える。なぜだか、Kanoよりとっつきやすい?ようで(実は理由あり)、2022年は、Bullanderとよばれるアーキタイプが台頭した。Welcome to Ratheに収録されていたWounded Bullが採用されているからの命名と思われる。

Kano同様、ライフが少ないところから開戦するIyslanderは、ほぼほぼWounded Bullに内蔵されているパンプの利益を得られるので8点パンチになる。

そんななか、別のアーキタイプでがんばってきた話。こちらは、Isenhowl Weathervaneを活用するもの。Dashとかの話でもあったが、どうしてもヒーローの特性に加えてジェネリックとかをまぜると強くなる傾向にあるものの、この記事を書いたDanielはBullanderを使ったうえでも違和感があったようで、この構築にたどりついたのだそう。

HARNESSING THE STORM: ISENHOWL IYSLANDER
by Daniel Bellotti
22nd February 2023

まず、Isenhowl Weathervaneはこんなカード。

そして、平均を下回りがちなUprisingのIce/Wizardのカードプールから、
Ice fusionできればいいんじゃね?と、Freezing PointとIce Eternalに注目。

妨害をして、対戦相手をゲームからしめだす。
forstbiteがキホンだが、これがFrost Hexでダメージ源になる。

基本的な目標は、様々なon-hitの脅威をもつarcane damageをうちこみにいくことと、そしてやはり、frostbiteを生成することとなる。すべてがIce fuseからなり、デッキ内のダメージを与える中心となるカードのすべてもそうなっている。

デッキ構成については、CCでは普通のつくりかたで、戦略の中心になるカードたちが決められていて、これが51枚。うち、青くてIceのカードは24枚になる。Iceじゃない青いカードは、1枚のHeart of Fyendalと、2枚のEnergy Potionと、3枚のIce Eternalだけ。そして、対戦相手によって変更する枠、つまりサイドボード9枚分についても記載はしてくれている。リストも載せてくれているが、本文をチェックすれば中心部分とサイドがわかるようにはなっている。

個々のカードの連携も細かく記載してくれていて、なかなかやれそうに見える・・・が、最後のところでは、リスクもでかいと言っているので、なかなか簡単ではないのかも。あいかわらず、練習が必要(fabでは練習がいらないヒーローもないとは思うが)とも繰り返し言われているので、組んだだけでおしまいにはしないようにしたい。

武器は、このアーキタイプの場合、Waning Moon一択とのこと。Iyslander本人の能力で、対戦相手のターンにArsenalからnon-attack actionをプレイすれば、Waning Moonも起動可能になり、そもそも青いカードの多いデッキであることから、コスト1のものをプレイしていれば、ふつうにWaning Moon用のリソース2点が残っていることに。

どうしても装備品では、なかなか手に入らない履物(Storm Striders)の話になる。Kanoもそうだが、Wizardでは対戦相手のターンに動く戦い方であることからほぼほぼ必須となっている。あとは、ドレスコードがBullanderとはちがって、Alluvion ConstellasよりはFyendal’s Spring Tunicだとか、グローブはMetacarpus Node と Ironhide Guantletだとか。かぶりものでCoronet Peakが案外あっているという話で、Data Dollが流れ弾的に話題にあがっていて笑えた(Intellectが低い件)。

Storm Stridersもそうだが、もうひとつ、いっそう高額になっている、Welcome to Ratheの希少(fabled)カードであるHeart of Feyndalのことにも言及。いちおう、リストにもはいっているから。ま、なくてもいいけど、もっていたら100%いれる、とのこと。対戦相手が全力で殴ってきた、そのうえからインスタントで勝つ、みたいなのを、ぎりぎりライフ1点でしのいでるようなので、Iyslanderの能力とも合っている、なんどかライフが回復できる3点ピッチは助かるのでしょう。ただ、このデッキのためだけに手に入れるのはやめよう、とも。

~蛇足~
どうしても、日本にfabがくるにあたって、海外との時間差があることもあり、完成された(ファイレクシアではない)リスト、つまり、装備品が伝説で固められているものもIyslanderにかぎらず多い。これからはじめるみなさんは、伝説の誘惑に負けず、まず普通の装備品で楽しく遊ぶことからはじめていただきたいものです。カジュアルに遊ぶ分にはプロキシでもいいだろうし、fabの伝説装備は1枚あれば(同じクラスなら)使いまわせることから、意を決して購入するのを止めはしないけれども。ただ、最近の伝説の装備品の高騰はちょっとひくくらいになっている。海外では、すでに偽物もでているし。偽物を見分けるポイントは調べればいくらでもでてくる。とはいえ、なんだかんだでskirmishとか様々はじまると競技的になって需要も高まってしまうのでしょうなあ。

話は戻って、
既存の流行りのデッキを使うもよし、違和感を感じたら自分にあうようにチューンしていくもよし、な感じだと思った。

※ 230130の禁止改訂で、Amulet of IceとHypothermiaがCCでsuspendされているのには注意。

※ 記事内のリストでサイドと思われるものを抜粋
red
Nourishing Emptiness (1)
yellow
Fyendal's Fighting Spirit (2)
blue
Arctic Incarceration (3)
Blizzard (3)
Brain Freeze (3)
Exposed to the Elements (3)
Icebind (3)
Isenhowl Weathervane (2)
Scour (2)

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