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flesh and blood : 3人になったRanger

最新セットのOutsidersでRangerとしては3人目となるRiptideが投入された。Pitという無法地帯の住人が主役のこのセット、Riptideもみためからしてすききらいがありそうだが、追加されたカードプールから、既存のAzaleaやLexiのうける影響まで解説している記事の紹介。個人的には、特にAzaleaがどのようになってくるかはきになるところ。

THE FULL RANGE: CHOOSING THE RIGHT RANGER FOR YOUR INNER ROBIN HOOD
by Alex Truell
20th March 2023

Outsidersの追加によってRangerが格段に強くなるか?について、Alexは回答をいそがないほうがいいという立場。LexiはVoltaire構築にしばられており、Azaleaは出遅れまくっているし、Riptideについては学ぶことが多いから。

Ranger3人についてそれぞれ解説してくれているが、まず、Rangerの新しい装備品 Quiver は矢筒である。ヒーローごとの好みもあってか、specialization化されて専用となるものもある。

以下に3人分の考察の抜粋。


Lexiについて

3人の中では、もっともうまくいっているRangerである。が、その内容は、Iceはちょっと使いつつ、Elemental成分にかたよった構成。専用武器であるVoltaireとArt of War、Three of a Kindあたりで1ターンにできるだけ多く射撃する。インスタントで矢を装填できるところが、Azaleaのような独特なプレイの緻密さを求められないし、頭部の装備品であるNew Horizonが高騰しているものの、Outsidersより前のカードプールでほぼほぼなんとかなる。
とはいえ、Pitの住人たちとちがって、Arsenalが詰まりがちで、弓にしばられているせいでAimカウンターを活用しづらい。OutsidersからLexiやりますってのはあまりすすめられないようだが、Arsenalの詰まり防止にTrench of Sunken Treasureが有効そうで、もちろんQuiverからも利益をえられるだろう、と。さまざまな妨害作用をもつトークンを発生させる矢を、Aimカウンターは無視して導入する方向性もしめされている。


Azaleaについて

Outsidersの追加によっても、もともとAzaleaが得意とする部分はかわらない。それは、強烈な妨害作用をもつon-hit効果の活用とArsenalおよびデッキトップの操作のこと。この、おそらくAzaleaプレイヤーが好んで用いているところを邪魔されないのはよい。ただし、全力でAimカウンターに適応する必要がある、とのこと。Azalea専用QuiverであるCrow's Nestによって弓が自由に選べるようになる。かのSandscour Greatbowでなくてもいい、ということに(以前の記事あり)。Aimカウンターがのって、攻撃力+1というのがイメージしやすくなっているが、Dead Eye、Melting Point、Drill Shot、Barbed Undertowあたりの攻撃力以外の特典のあるものを活用してこそのもの。

いままでは、Azaleaが使って有効なものは、Lexiも使って有効なものであったが、今回はそうではない。Lexiが強くならず、AimカウンターでAzaleaが強くなっている。相手にとって不利なon-hit効果のある矢を準備して、最も防御しづらいかたちで射撃するAzaleaの能力が生きてくる。Red in the Ledgerの良さをひきだす新しい手段がCodex of Frailtyとなる。以前よりリソースが必要になるので、Death Dealerの使い方がより重要になる。そしてこれはいつもいわれていることだが、CC構築においては、サイドボーディングがとても重要であり、どの対戦相手をどの矢が効果的に阻害できるかの徹底した理解が求められる。


Riptideについて

冒頭からサメにひきずりこまれたようなとイジられている(本来はねこをつかった慣用句)。自分の能力でArsenalにカードを装填できるので、弓から解放されている、とも。そして、今回Outsidersで多数投入されたTrapカード。そしてそのうち3枚が、Riptideのspecialization。いずれもLegendaryであり、デッキに1枚しかいれられない。が、発動すれば強力である。

Trapはあくまでも勝つための要素として用いるべきである、と。つまり、Trapデッキなんか組まないようにとクギをさしている(と思われる)。それにdefense reactionだけでは勝てないのである。手札からはプレイできないという制限があっても、相手にトークンをおしつけるカードを活用していくことは、Riptide本人の能力とかみあうし、これによってArsenalからプレイすることで特典のあるカードたちが息を吹き返す(ただしBlitz)。

そして、本文中で言及がないのに、画像だけほうりこまれているScout the Periphery・・・

弓への依存度が低いRiptideの評価は高そう。もちろんRiptide独特の行動(いままでにないタイミングでのArsenal装填、防御しつつ与えるダメージなど)もあるが、fabのゲームの中でできるすべての面で行動ができるとのこと。
それはRiptide自身の能力によるところが大きい。人はみためによらない、ということでいっしょに戦ってみたい・・・が、specializationがどの程度の必要度かと、手に入るかどうかによるか。

・・・本記事との時間差があるのでしかたないが、いまのところAzaleaはマジで台頭しているみたいで、よかった・・・のかな。

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