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いかに、早く戻れるか

リハビリ患者さんには、当然様々な人がいます。

ときに『危ないから動いてはダメですよ!』
と言っても動く人はいます。


今日はちょうど、そんな場面に遭遇しました。


ちょっと認知症状がある、
ちょっと頑固な方。



動いてはいけないと言ってるのに
1人で独歩で歩き

歩くスピードが速くて危ないと言ってるにも関わらず、速く歩いて

私は出来るから!と言い放ち、、



そしてやはり、私も人間なのでそんな時は
ムッとし、腹も立ちます。

怒りも人間の感情なんで、大切なモノだと思います。


でも、そのムッとしている怒りという感情に飲み込まれた状態で、そのまま続けようとしたら


冷静な判断が出来ないどころか


ついつい、声に怒りが乗ってしまう。

そして、ますます相手を怒らせてしまう。なんてこともあり得るのです。



ダメだと指摘してるのに勝手に動くその人が悪い!私は悪くない!
と、自分の都合の良いように考えがちです。


そうするとその中で考えて出した、解決策なんてホンモノではないんです。

『私は悪くない』がベースにあるから。


悪くないという理由ばかり探して

そしてやっぱり
『ほら、私は悪くないでしょ!』

ってなっちゃうんです。

そして、昔はその怒りに任せて、キィー!!
ってなって。心の中でプンプン!を長時間溜めていたように思います。



でも、そんな感情をずっと溜めていることは



体にも悪いし
周りの雰囲気も悪くするし
そして “今この時″ を生きているこの瞬間瞬間に申し訳ない。


だから、
そんなときに一番大切なこと。

それは
いかに、早くフラットに戻れるか
いかに、早く自分の中の中間に戻れるか


まず、そこから始まるのだなと最近ではそう想うようになりました。



中間に戻れると
多角的に物事が観れるようになり
プラスもマイナスも同じように中立の立場で観れます。


そうすると、
あー今日は機嫌が悪い日だったのかな?

歩いてはダメというだけじゃなく、ずっと目の届く範囲で今度は動けるように工夫してみようかな?

私が思ってるその人のできるよりも、もしかしその人の言う『できるから!』を信用して少し試してみようかな?

と、そんな発想になるわけなんです。

それは、怒りまみれなときには思いつかない発想。笑


自分を大切に想うなら
その人を大切に想うなら
その時を大切に想うなら


その感情に、感情の渦に飲まれないように

その渦から出て

静かに気持ちが過ごせるその場所に移動する


そこから気持ちや心の整理をすること

それが大切なんだなと想います。



ところで先日、6歳になる姪っ子と遊んだんです。とってもとっても可愛い❤️
姪っ子なんですが。


でも子どもって、、
言うことを聞かないんですよね💦笑
というか訳もわからないとこでダダをこねたり。自分の思い通りにならなかったら泣きわめいてみたり、、

だから私もムッと腹が立ったりもしました。


でも先程言ったように
腹が立ってその怒りの感情をずっと持ち続けてて怒りのまま子どもを叱ったとしても

怒りの感情が先に伝わり
愛情が伝わりにくくなるのではないでしょうか?

ましてや子どもは、きっとそんな感覚に敏感。

そんな時こそ、先ずは気持ちをフラットに。
そして叱るにしても、
愛を持って叱る。

なぜ叱っているのか?
どれだけ大切に想って叱っているのか?

同じ
『叱る』
にしても、全く違う意味合いが生まれてくる。

コトバの意味合いではなく


きっとフラットな中立の立場で出てきた
感情とか気持ちとか想いというモノは
コトバという文字にのって
愛という形で伝わるものなのではないでしょうか?


その時に応じて
冷静は判断で
愛を持って対応する人でありたい。


それは、自分の真ん中に戻ること
それが、とても大切なのではないかと


本日の仕事中、ムッとしたことをキッカケに
そんな考えを巡らせ、想うのでした。


そんな想いをさせてくださった
患者様に、、、

感謝!ですね✨笑😆

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