読み聞かせ その後

先日書いた読み聞かせについて、たくさんの反響ありがとうございます。

私がやった読み聞かせの方法はかなりいい加減で、毎日欠かさずやるために布団に入ったときと決めました。布団に入る前に子供に好きな絵本を1冊ずつ選んで貰って、それを布団の中で読む。選んだ本に文句は言わない(大変な時は30分以上かかる本の時もあった)。読み終わったら電気を消すというルーティーンで小学校入学まで7年間続けました。理想的な読み聞かせてとは違うのですが、今回はその後の子供たちについてちょっと話をしたいと思います。

姉はものごとの流れを読み取ることが上手です。雰囲気から親の気持ちを察して行動します。また、思い込みも激しく好き嫌いがはっきりしているのに、人前ではあいまいな態度を演じる女優です。

そんな彼女は小学校の図書の授業が楽しかったのか、親が言う前に本読みっ子になっていました。弟や、仕事で母親は忙しくしていたので、ほんの世界にのめり込んだのかもしれません。彼女の読書は読むのがとても早く、あらすじもしっかり把握しています。ただ、登場人物の名前もニュアンスで覚えているので、読み間違えて覚えている事が多いです。

弟は細かいところはよく覚えていますが、全体の流れを掴むことは苦手です。だからからか本を読む事ができない子でした。そんな彼が本を読めるようになったきっかけがあります。

これはラッキーが重なりました。一つ目はハリーポッターのDVDを見せたら興味を持ったのことです。二つ目は古本屋で全巻セットを安く購入できたことです。最後は同時期におばさんが遊びにきていたことです。

DVDを見終わった子供達にハリーポッター好きのおばさん(私の姉)が子供達に熱くハリーポッターを語ってくれました。弟君は大興奮!おばさんは、映画には載っていない話が本にたくさんあることを教えてくれ、本があるなら読んだほうがいい、読んでから次のDVDを見たほうがDVDも面白く見れると言ってくれました。そこで古本屋に行ってみたら全巻セットが格安で手に入ったのです。当日小学2、3年生の弟君は次のDVDが見たい為に本を読みます。そこが始まりです。DVDで話の流れは掴んでいるから、細かいことを覚えても話について行けるし、つまづいた時はお姉さんが手助けしていたようで途中で投げ出す事はなかったです。弟が本を読まないとDVDが見れない為という話もあったのかも。

そんな感じで、ファンタジーを読めるようになって彼の読書人生は始まりました。元々細かいことが気になる弟君なので、私やお姉ちゃんとは全く違う観点で読んでいるようです。エッセイよりは物語が好きな感じです。

姉は東京にいた時点でかなりの本を読んでいたので、田舎に来てからは児童書を抜け出し、軽めの小説を好んで読んでいました。今もいろんなジャンルの本を読んでいるようですが、2.5次元に癒しを求めているようです。

そんな感じで二人とも本をよく読んでいました(過去形)。我が子二人のケースですが、中学の国語のテスト結果はテスト期間中の読書量と比例していたように感じます。ただ、他の教科の点数はというと…バランスが大事ですね。

弟の方は強引な方法で読書する方向に持っていったのですが、振り返ってみると、読書自体嫌いではないけど、もっとやりたいことがあったのかもしれません。子供なりの取捨選択で母親が無条件に認めていたのが読書だったからという母親への忖度が理由であったのかも。

機会があったら子供達に聞いてみようと思います。