見ている景色が変わる時。
〜 忙しいとは心を亡くすことなり 〜
本当に忙しい時は心がマヒしているから、まず考えられないのだ。
でも、彼は「忙しい」と言えるだけの余裕はある。
だから心はあるのだ。これは確信犯だ。
〈甘えてるから、忙しいから、身内の様だから〉
何一つ、私が同情することもなく、揺れることはなく、静かに話を聞いていた。
残念ながら、仕事をテキトーにする言い訳にはならなかった。
私が見ている景色が変わってしまったようだ。
きっと、3年前から少しずつ少しずつ変わっていたけれど、気づかないフリをしてしたのかもしれない。
そこまでして守らなければいけないものは、なんだったのだろう。
そもそも、守るものなんて何もなかったのかもしれない。
人が変われば、歴史も変わる。
振り返った時に残っていたものが「守るもの」でいいのかもしれない。
私は私らしく、伝えられることは全て伝えよう。
役目はもう終盤にさしかかっている。
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