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#読書の秋2021 読了リスト ナカちゃんの本棚

おはようございます。ナカちゃんです。

備忘録的に、今週読了した本をまとめておきます。

本選びのご参考になれば、幸いです。

(題名の横にある☆は、ナカちゃんオススメ度です。☆5が最高点

 あくまでも、個人の感想ですので、、、(;^^)ヘ..)


1 『水俣 天地への祈り』 田口ランディ著   ☆☆☆☆

 ユージーン・スミスを主人公にした映画『MINAMATA』


 そのもとになった写真集が、こちら。

 田口さんの本でも触れられていますが、高校生の娘にも、入試が終わったら一読するようにすすめているのが石牟礼道子さんの『苦海浄土』。


今、興味を持ってもらえたのなら、ぜひ、石牟礼さんのこの本を読んで欲しい。特に、若い人に読んでもらいたいと思います。


2 『象の皮膚』  佐藤厚志著   ☆☆☆


 アトピー皮膚炎に幼い頃から悩まされている女性が主人公です。

 最後のシーンは「!?」となりますが、

 それもまた、わかるような気がする。自分の肌だけではなく、

いろいろなものを「覆い隠している」主人公の

息苦しさや、もやもや感が、

マスク生活を強いられている私たちにも通じるものがあるのかも

しれません。


3 『みんな自分らしくいるためのはじめてのLGBT』  遠藤まめた著 ☆☆☆


 若い人向けのちくま新書です。

 「そういう考え方もあるのね。」と大人も新しい気付きがある一冊。

 「みんなでやる体育祭の練習に参加したくない」女の子、

「上半身裸でやらなければならない、組み体操」がいやで仕方の無い男の子

のくだりは、賛否両論かもしれませんが。

 この本をきっかけにして、お子さんと一緒に「多様性」について

考えてみるのも、いいと思います。


4 『リモート疲れとストレスを癒やす「休む技術」』 西多昌規著 ☆☆☆☆☆

 精神科の医師で早稲田大学で教鞭を執っている西多先生の近著です。

 心について多数の著作がある西多さんですが、

 「コロナ後」の働き方や日常生活で、

「今までとは、ちょっと違う疲れ方」をしているぞ、という方に読んでもらいたい一冊です。

 「私は疲れていない!」と言う方でも、部下や後輩の疲れ方について、

 理解してもらえると、職場の空気もより過ごしやすいものになるのではないでしょうか?

 これからの「新しい生活様式」では、必修のスキルになる「休む技術」

 この機会に読んでみてはいかが?


5 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』 ブレイディみかこ著  ☆☆☆☆☆


 言わずと知れたベストセラー『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の続編、完結版だそうです。

 成長した「ぼく」を、母ちゃんのレンズを通して描いたエッセイですが、

 今回は、母ちゃんの知らない「ぼく」に成長していく過程が

 学校や社会との関わりを通して描かれています。

 イギリスの学校教育と、日本との違いを比べながら読むのも、興味深い。

 ブレグジットなど、外から眺めるヨーロッパ情勢も、

 イギリスの中の人がどう感じているのかがうかがい知れて、

 今回もまた、読んで良かった!の一冊でした。


6『 シン・エヴァンゲリオン』を読み解く 河出書房出版編 ☆☆☆☆

 今年の流行ランキングにも登場した『シン・エヴァンゲリオン』

 私もこちらで記事を書きましたが、


その答合わせのような、一冊でした。


 25年にわたる謎解きが、ようやく終わりを迎えて、

 いろいろな人が、いろいろな解釈で、着地をした最終版。

 「エヴァの呪縛」に囚われていた人は、こんなにもいるのだな

 ネオジェネシスに放り出された皆さん、どんな日常を送っていますか?

 時々は、エヴァの世界に戻って、郷愁に浸りたい。

 そんなときに読んでもらいたい一冊です。


 ここからは、まだ未読。

 これから、読んでいきます。


7 『日本沈没』上・下 小松左京著(未評価)


日曜劇場で、絶賛放映中のドラマ原作です。


ドラマでは、日本沈没の続編も入るようですが、まずはここから。

続編はこちら。


図書館でも大人気らしくて、ずっと貸出中だったので、文庫版を購入しました。

 新しい解釈がドラマでは相当加わっているようなので、原作を読みつつドラマも楽しんでみたいと思います。


 もう11月。師走が迫っていますが、

 「ちょっとかじり」読書で ぼちぼち読んでいきますよ🍁

 今回の記事が、

 この秋、皆さんの本選びのご参考になれば、うれしいです。


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