【本】『異常 アノマリー』は異次元の読書体験
なかです。
今回の本は、『異常 アノマリー』エルヴェ・ル・テリエ著 早川書房
平衡感覚を失うような、衝撃的な読後感。
ミステリーなのか、SFなのか、もう、ジャンルもわからないくらい
現実世界の地平が揺らぐような、今までにない感覚に囚われた。
フランス文学独特の言い回しや、物理学の小難しい話に慣れない方もいるとは思うが、これはまず、読んでみてほしい。
3ヶ月前の自分が、自分と同じ世界のどこかに生きているとしたら?
そして、その自分と対面しなければならなかったら、何