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利回り9%超え!? 10分割する大手インフラ高配当株【ソフトバンク】

割引あり

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、”投資未経験の方にも”参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回ご紹介するのは、証券コード【9434】ソフトバンクです。
※親会社のソフトバンクグループではなく、携帯事業を中核にしている方のソフトバンクですので、ご注意ください。

言わずと知れた携帯通信会社の大手。白戸家のお父さんである白い犬をご存知の方も多いと思います。
そこで今回は【9434】ソフトバンクが、一体どんな事業を行なっているのか?現在の指標面、狙うとしたら何時か?、といった私個人の見解を交えながらお届けします。
その理由も併せた投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。

それでは本題に参ります。

事業内容

まずメインの事業として携帯通信事業を中心に行っています。これはご存知の方も多いでしょう。
そのほかにも傘下にLINEヤフー、ファッション通販のZOZO、そして決済手段の雄PayPayなどがあり、それらの事業も行っています。

業績

業績に関しては例年通期で安定して増収を続けています。

出典:株探

そして先日発表された四半期決算では、PayPayが念願の黒字転換しており、今後更なる増益期待が持てます。
今まで広告宣伝やポイント還元などで掛けた費用を、回収するフェーズに入っていることが伺えます。
前年同期比は売上&利益共にプラスなので、堅調に事業を行っていることが分かります。

出典:株探


ここまで事業環境や業績が良いと、悪いところを探したくなる曲がった心を持っている方もいらっしゃると思います。(私のことですね…😅)
もちろん、懸念事項はあります。
その一つが”有利子負債”です。文字通り「利息を払わなければいけない借金」のことです。
ここ数年、財務状況を改善しようとしていることが伺えますが、とはいえ有利子負債倍率はいまだに2.8倍ほどあります。そして先日行われた日銀の利上げ。これによって支払利息が増えてしまいます。これが懸念点です。

出典:株探

一応、今回の四半期決算で金利上昇の影響について、ソフトバンク側が見解を発表してます。内容を抜粋すると、「長期有利子負債の9割程度について固定金利”での借り入れを行っており、直ちに重要な影響はありません。」とのこと。
ひとまず安心、と言いたいところですが、残りの1割は短期借入金、つまり変動金利型の借入金、ということになります。
基本的に大企業が短期で借り入れる際の金利には、”短期プライムレート”が適応されます。今回日銀の利上げは、そのレートを上げることでしたので、少なからず(というか結構な)影響は出てくると思います。
資産規模も大きい企業ですので、借入金の金額自体も大きくなります。
そこだけは注意して見ていきたいところではあります。


株価&各指標面

株価は現在1,870円。8月頭に起こった株安&買い戻しによって、ジェットコースター並みに乱高下しています。

出典:株探

ただし週足で見てみると、株価上昇が始まる前の2022〜23年ごろは1,000円台前半で推移していました。もし仮に日本株ブームが終わり更なる暴落に繋がったとしても、1,000円台前半で一旦下がり止まるのではないか?、と個人的には考えてます。

出典;株探


PER
18.3倍PBR3.90倍と東証の要請にある”PBR1倍以上”を問題なく達成しています。

配当利回りは4.43%。上場して以降安定した配当金を支払い続けています。

出典:SoftBank

ここで🤔「あれ?配当性向高過ぎじゃない?大丈夫なの?」と思われた方はしっかり見てますね😊。
確かにソフトバンクは配当性向はメチャクチャ高いです。稼ぎ出した利益の”ほとんど”を配当金として支払っています。
本来なら事業投資する分もしくは何あった時の備えとして、会社に手残りを残しておくので、配当性向は30〜40%くらいが目安とされています。
ですがこれは、親会社であるソフトバンクグループに資金を流す目的があるので、このような高い配当性向になっています。
「ソフトバンクにはお金は残らないけど、何かあった時は親会社のソフトバンクグループが面倒見るよ!」、こういう約束を交わしているかどうかは分かりませんが、親会社は資金を調達できる、そして子会社は安心して経営できる。こういうメリットがあるので、ソフトバンクの配当性向は高くなっているのです。

そして、そういった背景があるのと安定した事業経営であることを考えると、今後も配当金は問題なく支払われる可能性が高いと思います。
実際はどうなるか分かりませんけどね。とんでもない不景気がやってきて日本国民全員ソフトバンク回線やPayPay&LINEを使わない、みたいな状況になれば話は変わってきます。(そうそう起こらないでしょうけどね…)

ソフトバンクは2024年10月1日に株式を10分割することを発表しています。
後述しますが、株主優待の達成条件に該当しなくなることや、1株あたりの配当金が10分の1になってしまうこと、などには注意しましょう!


株主優待

皆さんが気になるであろう株主優待ですが、2024年10月1日に株式分割する関係で新設されました。
これは優待目当ての方には嬉しい改定ですね!

内容としては、普通株式を1年以上かつ100株以上保有していることでPayPayポイント(1,000ポイント)が貰える、です。
保有期間は3月31日から翌年3月31日までの間とし、初回は2025年3月31日から2026年3月31日まで、とのこと。
速い話が、来年の3月末までに株式を取得して1年間持ち続けてないと優待はもらえない、ということです。
なので実際に株主優待がもらえるのは、当分先のことになります。

そして、株主優待と配当金を合わせた総利回りは9.3%になります。
※計算が大変なので、分割後を想定して100株買う金額を約2万円で計算しました。

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