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day236 初めて手にした御朱印と、濯ぐ旅。

夜明け前にふとトイレに起きた。時計を見ると3時40分頃だった。あとから気づいたのだが、どうやら満月タイムだったようだ。

いつも新月と満月には神社に行くことにしている。先日整体に行ったときにも、岩手山神社の龍神さんが呼んでます、と言われていたため、今日は否応なしに岩手山神社へと向かった。

出掛けるタイミングが少し遅くなったり、立ち寄ったコンビニのトイレで待たされたり、前を走る車が遅かったり。なにやら時間調整が入っているのだな、と感じていた。

神社に着くと、車がなくて誰もいない様子、と思いきや、おじいちゃんがいる!
よく見たら、神社の宮司さん(と思しき人)だった。いつもなら軽トラが停まっていておばあちゃんも一緒なのに、今日は違ったようだ。

お手水で清めて本殿をお参りさせていただき、お水を汲む前に御神籤を引かせていただいた。

境内におじいちゃんがいることは、わたしの中ではかなりレアで、かれこれ数年通っているのに2回しか遭遇できていない。しかも今年に入ってからのこと。

御神籤は末吉だった。基盤固めをしなさいというメッセージだ。旅に出る前に、今の基盤を盤石なものにしておこう。

『御朱印欲しいなら書くよ』と、おじいちゃんからライトな提案。どうやら300円で書いてもらえるらしい。水汲みしながら考えて、次いつ会えるかも分からないし、旅の御守りになりそうな気がしたため、御朱印を頂戴することに決めた。

数年前に御朱印集めブームがあったけれど、今まで一度たりとも御朱印をいただいたことはなかった。道の駅のスタンプ集めみたいで、目的がおかしいと感じていたのだ。
でも今日わたしは『おじいちゃんと会えた証』として頂戴した。そしておじいちゃんのエネルギーを御朱印に転写していただいたようにも感じるのだ。

何度もおじいちゃんと書いているけれど、恐らく宮司さん(または総代)なのだ。めっちゃ黄色い帽子被っているけれども。

その後、ちょっとピンときて、川べりのほうへと移動した。すると思ったとおり、これまたいつ会えるか分からない存在に遭遇した。

写真は敢えて載せないけれど、蛇がいた。以前にもここで蛇さんに会ったのだ。やっぱりね!と思って、嬉しくて声を掛ける。

前回遭遇したときは、スルリと姿を消してしまったのだけれど。今日は完全には隠れないで、尻尾を少し残して姿を見せてくれていた。

白蛇がわたしのパワーアニマル故か、蛇の姿を見ても全然怖くない。しかし旦那さんと義母は蛇が超絶苦手である。

肝心な龍神さん。呼んでくださり、時間調整もしてくださったおかけで、蛇さんにも会うことができた。感謝しかない。

そしてメッセージをいただいたのだが、それは『すすぐ』という単語だけだった。

水で清める。恥や不名誉を除き去る。

洗うだけでなく、汚れをただ落とすだけでなく、更に水で清めるようなイメージか。いずれにせよ、水をたくさん飲むことが大切だろう。

初めて頂戴した御朱印。これは旅に出るときに持って行こうと思っている。なんなら旅先の御朱印集めでもしてこようか(ブームが過ぎた今だからこその思い)。

あぁ。旅の目的が『濯ぐ』ことなのだと今さらながら気づく。聖地巡礼、というわけでもないけれど、各地の神社を巡って、わたしのこれまでの罪穢れを祓うのだろう。

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