おいしく作ろう!「新篠津村農業振興センター加工実習施設「COCONARA」」
北海道石狩振興局です。令和5年2月、鈴木知事は石狩振興局管内の新篠津村にある「新篠津村農業振興センター加工実習施設「COCONARA」」を訪問しました。
今回は、石狩管内唯一の村である新篠津村と、村民同士の交流の場、「COCONARA」の取組についてご紹介します!
新篠津村って?
石狩管内にある6市1町1村のうちの唯一の村、新篠津村。
人口は約2,800人と管内では最小ですが、札幌から車で約50分という利便性と、北海道特有の大自然を兼ね備えています。
特に、大自然に囲まれ街灯や高い建物が少ないことから、星座観察の適地として現在、星座観測場を整備しており、本年秋頃には「しんしのつ天文台」がオープン予定で、村はいま「空のまち」としてPRを行っています。
また、基幹産業である農業では、米・麦・大豆をはじめ、野菜や花弁など様々な農産物が生産されており、クリーン農業(環境との調和に配慮した農業)の推進による、安全・おいしい・新鮮な農産物作りが行われています。
ここなら?COCONARA!
「COCONARA」は農業振興センター内にあり、新篠津村の農産物などの加工実習や、新たな特産品の開発を通じた村民同士の交流を目的に村と新篠津村農業協同組合によって令和4年10月に竣工されました。
このセンターは元々2012年に村と農協が共同で開設し、土壌分析室がありましたが、令和2年から土壌分析を外部委託により行うようになったことや老朽化もあり、閉鎖されていました。
また、農産加工施設として「こころみ工房」がありますが、村の中心部から遠く、冬の悪天候時などの使い勝手を考慮して、農業振興センター内を改修し、新たな施設を設けることにしました。それが「COCONARA」です。
最新設備の実習室!
施設内には様々な設備を備えた調理加工実習室の他に会議室もあり、村民であれば誰でも利用が可能です。
調理加工実習室には焼く、煮る、蒸す、ゆでる等様々なメニューに対応できる「スチームコンベクションオーブン」や、レトルト等の真空調理食品などを作ることが出来る「小型高温高圧調理器」など、家庭にはない特殊な調理器具が多数用意されています。
家庭で調理するのが難しい複雑な料理の挑戦や、新しい特産品の開発等が今後期待されます。
ここから、先へ!
知事との懇談で、農協の長屋専務理事(現代表理事組合長)は、「厳しい時代を乗り越えていくためにも、新篠津村が担っている役割を自覚し、進化しながら次世代につなげていきたい」と話していました。
食料安全保障や環境保全の観点からも農業が果たす役割は大きく、村で生産される安全安心な農産物から特産品を生み出す6次産業化の拠点としても、「COCONARA」の有効活用が期待されます。
北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
今回ご紹介した新篠津村でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。
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