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『パ○○が落ちるぅー!あ、こーゆー事書くようになったらオシマイですが、でも書いちゃいます』


週末、着物を着て
京都のお茶会通いをして2年が経ちました。

着なれたもので
数十分で着物を着られるようになりました。

着物を着る時は
腰に下着の線、つまりラインが出るのが嫌なので
総レースの下着をつけています。

…が、
それが災いして
先日、大変なことに…



いつものように総レースの下着を付け、
着物を着て早足でお茶室へ向かっていました。

と。
何やらズレて行く感覚があります。

ん?
スル、スル…

早足なので、
一歩一歩が力強く地面を蹴ります。

その蹴る振動が腰に伝わるたびに
スルっ。

もう一歩踏み出すと
またまたスルっ

え?
もしや…

総レースの下着は身体を締めません。
なので、ラインが出なくて済むのです。

でも、身体を締めない、という事は
ゆるゆるってことです。

ま、洋服とかだと、
その上にはくタイツなどで支えられていたり
デニムで押さえられていたりして
何の問題もないのです。

…が、
着物はシルク。
長襦袢もシルク。
肌襦袢もサラサラな生地です。

!!!

もしかして、総レースがズレ落ちてる?
気がつけば太ももの辺りにレースの感覚が…

いや、ここまで来たら早いんです。

高校の時、真面目だった人が
大学で遊び始めて、夜の世界にハマり
単位を落としたり、学科試験に落ちたりするくらい

その堕ちるスピードは
予想以上のものがあります。

それくらいのスピードで
あっという間に膝まで…



えーっ!
あとは足下???

『ひぇーっ!落ちるーっ』

流石に、歩を止め
足と足の間でなんとか下降を止めますが
さて!
この後、どうする?

公共の道路の上でずり上げる?

いやあ、なかなかの人通り…
そんな勇気はありません。

すんでのところで止めて、
変な歩き方で道のハジに寄り、
羽織っていたコートの中にさりげなく手を入れ
なんとなく腰をさするフリをしてズリ上げます。



知らない人が見たら、
この着物姿のご婦人はどうなさったのかと、
不思議に思うかもしれません。

でも、もう私には
そんな人様からの視線を気にしている余裕はないのでございます…

などと心の中で呟きながら
ズリズリ…ズリズリ…
ようやく
総レース様が元の定位置に戻られました(o^^o)

あー
良かったー。。。



その後、安心して
それでも、振動が総レース様には伝わらないよう
しゃなりしゃなりと歩いてお茶室に向かいました。

めでたし、めでたし。



そうかぁー
着物姿のご婦人がしゃなりしゃなり歩くのには
こんな理由があったのかーと納得。

あ、
いえいえいえいえ、
冗談でございますわ、おほほほほ。

着物姿のご婦人を見たら、
色々、大変なんだな、と思って頂けましたら
幸いでございます。

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