『自分の名刺、捨てようと思います。あなたは名刺、まだ必要ですか?』



会社に勤めている時、
名刺管理ソフトを使っていた。

頂いた名刺は
会社に持ち帰りデータに変換され保存される。

その後、
名刺は専用のケースに入れられ
二度と見られることはない。

必要になったらソフトを検索するからだ。

そして…
会社を辞める時、
名刺専用のケースは全て破棄された。
つまり捨てられたのである。




会社を辞めた今。

頂いた名刺を
その場でデータに変換してスマホに保存している。

名刺は専用ケースに入れる。
やはり二度と見ることはない。
必要な時はスマホで検索できるからだ。




名刺って…
今の時代、
必要だろうか?

必要なのはデータである。

名刺のマスターを持ち歩いて
その場で!
相手のスマホにデータを取り込み保存すれば
それで必要なことは完了する。

複数枚も
印刷して持ち歩く必要があるだろうか?

必要なのはデータである。

そのデータがスマホにあったら
名刺のマスターすら
持ち歩く必要はないのではないか?

大切なのは
『名刺交換』ではなく
『データ交換』なのだ。




社員の多い会社は
名刺を印刷するだけで
お金も手間もかかる。

人事異動の度に新しい名刺が大量に作られる。

たまたま古い部署の名刺を作ったばかりだと
古い部署の名刺はすべて無駄になる。

それってSDGsに反しはしないだろうか?
無駄な紙を印刷して、捨てる。
会社のお金も無駄になる。

時代遅れの商習慣。

名刺管理アプリの会社では
データ交換のシステムを作っているところもある。

それでも、
『相手の会社に失礼だから…』などと
ほとんどの会社が名刺交換を続けている。

勇気を持って
時代に合わせて
無駄なことは辞める時に来ている、
私は強くそう思う。




最近はSNSで仕事を頂くことも少なくない。

FacebookやInstagram、TwitterのDMから
お仕事を頂く。

先日、
Instagramのアカウントでトラブルが発生。

自分が自分であることを証明するのに
めちゃくちゃ時間と手間がかかった。

本人確認のハードルが高いのだ。

逆に考えれば
名刺を作るハードルは低い。

ネットには
数千円で名刺を作る会社が溢れている。
安い値段で簡単に
思い通りの名刺を作ってくれる。

名刺があるからと言って
本人確認が出来るとは限らない。

古い商習慣は崩壊しかけている。
時代はそこまで来ている…

それでも…

本当に
名刺って、まだ必要ですか?




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