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『芸術の春?思わず二度見した美しいお料理♫呼び止められた先で見たものは???』




自宅から40分ちょっと北に車を走らせると…

豊かな自然に恵まれた
のどかな山あいの町にたどり着きます。

丹波焼の里。

そこには
沢山の陶芸作家さんと
まるで芸術作品のようなお料理を
地元で採れる野菜やお肉などの食材で作る
スパニッシュのお店がありました。

まず訪れたのは正元豊一さんの窯元、
正元窯です。

お店には数々の賞を受賞した作品や
お茶碗や茶入れなど
お茶の道具が所狭しと並んでいました。

正元豊一さんは気さくな方で、
作品に込められた想いなど
作家さんご本人から作品についてうかがえる
貴重な時間を頂きました。

息子さんの作品が描かれたカフェでは
奥様が週末にパンを焼いていらっしゃいます。

何軒も窯元を巡っていると、
あっという間にお昼に…

この日は『ルナパルバドス』を予約。
以前は自宅の近くにあった
人気のスパニッシュレストランです。

立杭焼の素晴らしさに魅せられて
お店をこの地に移したそうです。

お店の外装や内装、庭などは
自分たちで少しずつ作り上げているそうで
お店自体も一つの作品です♫

まるでギャラリーのような店内。
お洒落な空間に入るだけで、
ドキドキわくわくして来ます(^ω^)

そんな素敵なお店で供されるお料理は
全て立杭の作家さんの作品を使って出されます。

まずはイチゴのマリネ花山椒添え☆

そして前菜は…
玉ねぎをじっくり2時間焼いたものや
インカのめざめというジャガイモを
シンプルにアリオリオであえたものなど
シンプルなレシピなのに
味わい深く、思わずおかわりをしたくなるような
美味しさ!!

味はもちろんですが、
ルナパルバドスの素晴らしさは作品とのコラボ!!

どのお料理も
立杭焼の作品に盛られたお料理全体の美しさに
魅せられます。

お茶事の時にも同じ想いを抱くのですが…
素晴らしいお茶碗や茶器は
博物館に飾っているだけでは
その作品が持って生まれた役割、
使命を生かすことは出来ない、
私はそう思うのです。

やはり作品である器は、
お料理を盛ってこそ、
暮らしの中で使ってこそ、
その本領を発揮するのではないでしょうか。

こちらは
色の違う大根だけを使ったスープ。
味付けは塩とオリーブオイルだけ。

添加物などと言うシロモノとはほど遠い
身体に優しいレシピばかりです。

腸が弱っている私の身体にも
負荷もなく優しく染み渡って行きました。

山菜もシェフ自らが
ご近所の山を歩いて採って来たもの。

それぞれの食材が本来持っている味わい。
そして自然の生命のパワーを頂きました♫


お腹がいっぱいになった後は、
ルナパルバドスで使われていた器の作家さん
『大雅工房』へ!!

素晴らしい作品の数々…
実際にお料理を盛ったらこんな感じになるのかな、
などなど作品を見ているだけで楽しくなって来ます。

その後も、
色々なギャラリーを巡っているうちに
あっという間に時間が経って
夕暮れ時になってしまいました。

どの窯元さんも皆さん、
ざっくばらん(o^^o)

「ちょっとちょっと!
 おいで、おいでーーー♫」

途中、寄せて頂いた『末晴窯』のお母さんが
追いかけて来ました。

来た道を戻ってみると、
そこに居たのは!!

野生のシカ♫

いやはや、色々な出会いのある丹波焼の里。

また再度、
すぐに訪れてみたくなってしまう町でした♫



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