香港滞在の振り返り

9月14日香港滞在3日目。午後、地下鉄に乗り九龍半島旺角警察署側の太子駅(プリンスエドワード駅)へ向かいました。8月31日の夜、警察が太子駅構内で香港市民を襲撃し、10人の重傷者が出たにも関わらず、香港の報道では病院に7人搬送され3人が行方不明とされていて、香港市民の間では3人は警察によって殴り殺されていると噂されています。私が太子駅に行くと、事件が起こったとされる出口は構内でテープが貼られていて、使用不可になっていました。その出口の反対側の出口から出て地上から本来の出口に向かって行きますと、私以外にもどんどん人が集まっていました。

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こちらの出口のすぐそばには連儂牆レノンウォールと言って、抗議の意思を示すべく香港地下鉄ほかで急速に広がりをみせている活動で、ポストイットなどにそれぞれの考えや思いを書き記し、そのまま壁などに貼ると言うものですが、沢山のレノンウォールがありました。他にも出口付近に花を手向けている方、お線香を上げている方など少しの間そこにいましたが、人の波が絶えませんでした。私もそっと目立たないように、手を合わせてきました。もうこちらの出口は言わば祭壇のようになっています。私は普段、霊感とか感じた事がないですが、何だか冷たい空気を感じました。おそらく3人亡くなられているのは、事実であろうと。その確固たる自信はないですが。。831事件と呼ばれているこの1件の真相を知るべく、デモ隊側は防犯カメラCCTVの監視カメラ映像を香港警察に明らかにする様、要求していますが、何かを隠しているかのように真相は明らかになっていません。早く真相が明らかになる事を願い太子駅を後にしました。

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