カナダの好きな所

母がカナダ人なのでカナダへは小さい頃からしょっちゅう行っていた私。居住は小学校6年生の時に4ヶ月ほど、そして短大へ通うために19歳の時から2年間住んだ事しかないけれど、大好きな国であり、そして自分のアイデンティティの一部が存在する国です。

さて、今回はそんなカナダの好き所を!

①自然が広大!
田舎でドライブをするとトラック5台は余裕で並走出来るくらいの広ーい道。終着点の見えない行き先。そして永遠に続く木、木、木!
本当にこんな感じが平気で2時間でも3時間でも続く。ドライブが好きな人にはもってこいではないでしょうか。変わり映えのない景色が続いた結果の居眠り運転には注意ですが!でも紅葉の時期は本当に綺麗なのよ。
キャンプするのにもってこいな場所も沢山あります。小学6年生の頃に通ったカナダの学校にて修学旅行的な感じでカヌーキャンプに行ったのですが、そのキャンプ先が、まあ広大な土地でして。私たち以外は誰もいないのでは?お隣さん、むしろどこにいらっしゃるの?くらいの勢い。

そしてそして、なんと言っても!そのキャンプ中にオーロラが出まして!あんな綺麗な景色は見たことなかったです。本当に子供ながらに感動しました。

・・・と言いたい所なんですが、オーロラに関しては正直よく覚えていなくて(笑)

なんで覚えていないかというと、まず、オーロラが出現したのが真夜中で、先生に「ルック!ルック!」とテンション高めに起こされながら言われても、ねっむいな〜、起こすなよ〜くらいにしか考えていなかった。そしてなんと言っても、当時「オーロラ」の英単語がわからなかったから、先生に「オーロラが出ているよ!」と言われても、何を見せられているのかがわからなかった。きちんと見ようとしなかったもんだから空に白いモヤがブワーとかかっているようにしか見えない。(よくテレビや旅行誌に載っているようなカラフルなものではなかった。)
うーん、今考えるとなんとも勿体無い。ちゃんと心に刻んでおけばよかった。

オーロラはカナダ在住の方でも滅多に見れないので、お目にかかるのは難しいものなのに。

ちなみにオーロラは英語で「Northern Lights」。直訳すると「北の光」。寒そうだけれど、ちょっと神秘的なお名前。勉強不足とは貴重な体験を逃す、と痛感!

②ドアを開けてくれるカナダ人
スーパーや駅などで両手が塞がっているとどこからともなく現れるお助けマン達。間髪いれずに「どうぞぉ!」とキラリと光る笑顔を向けてドアを開けてくれる人が1人や2人、いるものです。

当時6歳と4歳のキッズを連れてカナダに行った時に、出先で下の子が寝てしまって抱っこしてホテルに帰ろうとした時の事。駅を出る際に自動ドアがなく、片手で開けなきゃだ、と思っていた矢先、そう、きましたよお助けマン。60代くらいの素敵なマダムが「開けますよ!」と、すかさずドアを開けにきてくれたわけです。開けている間も、「私子供大好きなの!ああ、神のご加護あれ!本当に子供って可愛いわよね!God bless you!」と、ドアを開けるだけではなく、神のご加護まで浴びせてくれました。
ちょっとクセ強なドア開けでしたが、そんなことは関係ない。助けてくれたのだから。

日本人ももちろん助けてくれるのだけれど、助けが必要ないかもしれない、手を差し伸べたら、逆に気分を害されてしまうかも、という助けた時のリスクが一瞬よぎってしまい、まずは様子見する方が多いように思います。

どっちが悪いとか良いとか、そう言う問題でもないのだけれど、気にしてくれる方がいるってだけでちょっと嬉しい気持ちにはなります。

見習って臆さずに困っている人を助けられるような人になりたいなと思う今日この頃です。確かに嫌な顔をされたら人一倍傷つくんですけれどもね。

③家が広い!
なんてったってロシアに次ぐ国土面積第2位のカナダ。人口も日本の1/4程。そりゃあ1人に与えられる平均土地面積も大きくなるわけですが、なんてったって家が広い。全ての物件ではないにせよ、たとえ都会であっても庭付きの家が基本。日本の、特に都会の家と家の間が1メートルくらいしかないのは、向こうに住み慣れている人にとっては中々の衝撃もの。私の母もよく、「あの家、あんなにお隣同士近いとオシッコしてるのも聞こえちゃうよね。絶対聞こえるよ。近い。はー近い!」と感心(?)しています。

カナダにいる私の親戚も皆、庭付きです。これを我が家のぼっちゃまが偉い気入りまして。

今度の誕生日プレゼントは何がいい?と聞いたら庭付きの1軒家が欲しい、と答えていました。5歳じゃなくて50歳の誕生日の間違いだったかな。そしてそれは私も欲しい。欲しいんだけどさ・・・!

広いだけではなく見た目もおしゃれ!住宅街をお散歩しているだけでも結構楽しい!お家の中に暖炉があるのも、おしゃれ。

大きい家は、やっぱり憧れますね。

でも・・・、やっぱり日本が好きだな、と思います。

結局どこに住んでも、良い所と悪い所はほぼ同じ数だけ出てくるというものです。住めば都、自分次第で良くも悪くもなるのかな、と思う次第です。

日本にいたいし、カナダにも何度でも行きたい。どちらも好きで、どちらにも不満のひとつやふたつ、ある。

そんなもんです。

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