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働き方改革のトレンド、社員のミッションを問うことからはじめる

今日は働き方改革について社会のトレンドを共有したいと思います。

日経新聞デジタル版10/3 ※会員限定記事

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO64545340S0A001C2TCR000?s=5

この記事を一部転載↓

「新型コロナウイルスの感染拡大は痛ましい出来事だが、日本社会に前向きな変化ももたらした。会社員の働き方は最たるものだ。政府が4月に緊急事態宣言を発令すると、多くの企業は社員に自宅での就業を求めた。満員電車の苦痛に耐えながら毎朝オフィスに向かう人は格段に減った。オフィスの外でも仕事ができるという緊急時の成功体験が社会に共有され、リモートワークが就労のひとつの形態として定着した。

そして、メンバーが1カ所に集まって働くのではなく、それぞれ別の場所で自分の仕事を受け持つなら、社員の管理や評価の軸も変えざるを得ない。なじみのメンバーシップ型から欧米流のジョブ型へ雇用の基本を直すのは必然だ。働き方改革が流行語になった数年前は長時間労働の是正が「改革」だったが、今は改革の意味する中身がより広い。労働時間のように数字にできる課題とは違う難しさがいくつも含まれる。

では、時間の面でも場所の面でも会社と社員の結びつきが変容してきた先の働き方をどう描いたらよいのか。ちょっと仰々しく響くかもしれないが、社員の人生と組織の成長をいかにうまくつなげていくかというテーマを避けて通れないだろう。この辺り、学者やコンサルタントに説かれても、日本の経営者がやや苦手にしてきた領域なのではないか。

そんな視点で追いかけると、損害保険大手のSOMPOホールディングスが今年夏に始めた取り組みは興味深い。働き方改革の一環として、社員一人ひとりに「あなたの使命は何ですか?」と人生観を正面から問いかけるユニークな試みだ。コロナ禍による就労環境の激変を奇貨として、桜田謙悟社長がかねて温めてきた構想を実行に移したそうだ。
以下略
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以上転載終わり



↑記事をまとめますと
コロナによるテレワーク導入をきっかけにSOMPOホールディングスが働き方改革の一環として、社員一人ひとりに「あなたの使命は何ですか?」と人生観を正面から問いかけるユニークな試みを行った。という主旨です。



私たちは以前より自分の人生の志マイミッションを問いかけるプログラムを働き方改革セミナーの中に組み込んでいます。
この記事を読んで、ようやく会社で個人のミッションを問うことがメジャーになってきたと、嬉しく思いました。

しかし、社員の人生を会社の研修で問われるなんて、どうして?と不思議に思う人もいますよね。

実際に、働き方改革セミナーの最中に社員さんから質問されたことがあります。

そこでわたしはこのような主旨を伝えました。

あなたはこの会社で働く社員である以前に、自分はどんな人生を生きていきたいか、という答えはありますか? 
その答えの線上に仕事があるし、会社がある。あなたの生き方やあり方が1番大切、次に仕事であり、会社です。その順序を間違ってはいけないですよ。

会社は約30年の寿命と言われています。会社よりも皆さんの寿命のほうが長くなってしまいました。終身雇用も期待できなくなりました。
となると、自分の人生の責任を負えるのは会社ではなく、自分自身だけとなります。

自分の人生の責任を負うとは「選択判断の軸」を持って生きることを言います。これをミッションと呼びます。

仕事に対するやる気やワクワク感、モチベーションは、皆さんが自分に向き合い、過去と未来を貫く志やミッションを明確に言語化する過程を経ることによって生まれます。

皆さんのモチベーションが高まれば、自ずと企業の生産性は上がります。
みなさんは、会社に左右される人生という意識ではなく、自分の軸を持った個人として誇りを持って仕事をすることができます。
これが私たちの働き方改革の考え方です。

このように社員さんにご説明しました。



だけど、ミッションを明確にするだけでホントに儲かるのか?という疑問もありますよね。

一人一人の使命を聞くことが必ず会社の繁栄をもたらす、というゆるぎない信念のもとが私にはありました。

それは私のNPO経営(コミュニティビジネス)の現場の中で培ったものでした。
事業を始めて1年で年間売上前年度比100%を3年連続で出し続けました。まさに爆発的成長を遂げたのです。(例えば1年目400万円、2年目800万円、3年目1200万円という成長)

その成長の背景には、地域の主婦であったスタッフ一人一人に、自分の得意なこと人のために役立ちたいこと(ミッション)を聞いてまわり、それを元に事業の人材配置をしたという経緯があります。

マネジメントを本格的に学んだことのない主婦でもこれだけの成果が出せるのです。
ビジネスマンであればなおさら成果は期待できるでしょう。



金や成果だけに焦点を当てるのではなく、「人」を中心に置き、人のミッションを大切にしながら、組織のミッションを共有する。

これがドラッカーマネジメントの真髄です。

厳しい時代をサバイバルする企業の生き残る道の一つが、社員一人一人のミッションを明確にすることであり
今後のビジネスにおいてこの流れはトレンドになっていくと推測されます。

以上
働き方改革のトレンド、社員のミッションを問うことからはじめる、についてお伝えしました。



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