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艶やかな歌声で。

仕事の合間にパソコンを開いて、SNSを覗いている。
ユーチューブで玉置浩二やハラミちゃんを聴いたり、
この時期に好さげな衣類を探したり、写真を撮るのが
好きなので、贔屓にしている写真家のブログを読んだり
している。大門美奈さんという写真家が好きで、
以前このかたのブログを読んでいたら、ペンタックスから
発売された、モノクロ専用のカメラについて書いていた。
こちらの気持ちを惑わすような、まことに味のある文章で、
すでにカメラを5台持っているというのに、
ペンタックスのホームページを開いて、商品情報を
しげしげと眺めてしまった。おおいにそそられたものの、
値段がなかなかで、苦笑いを浮かべてあきらめたのだった。
長年地元の信濃毎日新聞を購読している。ところが
その新聞社もネット配信を始めていた。
毎朝、朝刊の一字一句をくまなく読むわけではないし、
もう購読しなくてもよいのではないかと思い始めていた。
じつは15年ほど前にも購読をやめようとしたことがある。
そのときは営業所の所長さんに、私の歩合が下がっちゃ
うんで、勘弁してくださいと泣きつかれて購読をつづけて
いた。
昨年の11月に購読の停止を申し出たところ、このたびは
すんなり了解されて、12月から朝刊の配達が止んだ。
それから二週間ほどした夕方、ノルディックウォーキング
を終えて自宅に戻ってきたら、近くでうろうろしていた
背広姿の白髪の男性に、
みやいりさんですか?私、信濃毎日新聞の者ですと、
声をかけられた。ここのところ、新聞の売り上げが
かなり落ちていまして。申しわけないのですが、
また来月から朝刊の購読をお願いできませんかと
頭を下げられたのだった。
この寒空の中、年配のかたにわざわざ訪ねてこられると、
なんとも断りづらいなあ。
結局、ふたたびの付き合いとなったのだった。
無用な義理は持たぬこととは思っていても、情に
ほだされてしまうのだった。
この正月、親しいかたから例年のように年賀状が届いた。
そのうちの一枚、女性の友だちのはがきに、
「花束を、ひとつ」EMI。音楽配信サイトで配信中!と
小さく添えられていた。もともと音楽に馴染みの有る
かただった。
へ~っ、えみさん、こんなことやってるんだあと驚いて、
パソコンを開いてダウンロードしてみたら、
爽やかな元気の出るメロディーと歌詞が好い。
早速、いつの間にこんな活躍を!素晴らしい!
ラインを送ったことだった。
毎朝聴いて、明るく一日を過ごしたい。

曲綴る声艶やかに六日かな。

https://www.youtube.com/watch?v=5JUIfXy2jxk

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