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「あなたの身体はあなたのもの」を子どもたちに伝える教育番組 ※スクリプト付

こんにちは!先日、オランダで35歳の男性がオンライン上で7歳から12歳の少女たちにアプローチし、性的な動画や写真を送るように操作していたとして、逮捕されました(記事)。この男性はTokTokで14歳のフリをして少女たちにオンライン上で接近し、性的な動画や写真を送って欲しいと要求。関係を絶ちたいと言う少女たちに「そんなことをしたら自殺してやる」と脅し、その脅しと引き換えに少女たちから動画や写真を手に入れていたそうです。

ある教育番組を観た少女が「これは自分のことではないか」と思って通報して事件が発覚

この事件が明るみになったのは、オランダの教育番組"klokhuis"がきっかけでした。"klokhuis"はオランダで広く知られている教育番組で、学校のメディア教材として幅広く活用されています。

ある日、被害者の少女が学校で、このエピソード(下に動画あり)を観たそうです。そしてそれを観た時に「これは私のことではないか?取り返しのつかないことをしてしまったのではないか?」と思った少女が、その翌日に泣きながら両親に話をしたことによって、両親が警察に通報し、事件が発覚しました(記事)。

まさに教育番組が、学校教育を通して子どもたちを救ったと言っても過言ではありません。

このエピソードは世界でも注目されたものだった

さらに記事を読み進めていくと、このエピソードは世界でも注目されていたことがわかりました。あまり多くの人には知られていないと思いますが、

・世界中の公共放送向けの台湾の主要イベントである「Input 2023」に入賞
・世界で最も有名な日本の教育フェスティバルで賞を受賞
・ヨーロッパで最も権威あるテレビ賞の 1 つであるゴールデン ローズ賞にノミネート

というように、いくつかのイベントにノミネートしたり、賞を受賞したりしているそうです。それに関してはオランダの国営放送も記事にしています。

娘とそのエピソードを観てみた

実は私がこのエピソードを見つけたのはたまたまでした。娘と一緒にklokhuisのエピソードを選んでいた時に娘が「これが観たい」と言ったものを観ていたら、「これってあのニュースのエピソードじゃない?」と気付いたのがきっかけです。

このエピソードは、出演者が待ち合わせるところから始まります。ある人はハグすることをOKし、ある人は「握手でいい?」と言います。そして、「あなたの身体はあなたのもの。身体の接触に関しては、あなたが境界線を設定して良い」という話に入っていきます。

約17分の番組は、
・あなたの身体に誰が何をして良いか
・心理学者との話(前編)
・カウボーイたちの話(ちょっとブレイクアウト)
・心理学者との話(後編)
・幼少期に性的被害を受けた女性の話
・「混乱する約束」という、性的被害を受けた少女の気持ちを現した歌

で構成されています。

今回はこの記事で、
・あなたの身体に誰が何をして良いか
・心理学者との話(前編)
・心理学者との話(後編)
・幼少期に性的被害を受けた女性の話
・「混乱する約束」という、性的被害を受けた少女の気持ちを現した歌

を日本語訳してみました。翻訳は私の本業ではないので、読みにくいところもあるかもしれませんが、オランダの子どもたちが学校で、そして教育番組を通してどのようにして性教育や自分を守る方法を学んでいるかを知っていただく良い機会かなと思います。

動画とスクリプト

Je lijf is van jou / あなたの身体はあなたのもの

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Janouk - やっほー!元気?
Serena - うん、あなたは?
Janouk - 良い感じだよ。ちょうど飲んでたところ。
Nizal - ハロー!
Janouk - ハロー!良いわぁ〜、このハグ!
Janouk - こちらはセレーナ、私の友達!
Nizal - こんにちは、セレーナ、(挨拶で)ハグしても良いかい?
Serena - あぁ〜、ボックス(拳を突き合わせること)の方がいいかな。
Nizal - おぉ、ボックスね!じゃあ、最初のボックスをしよう!
  (ボックスをする)
Serena - はじめまして。
Nizal - こちらこそ!

Nizal - 今回の話は「触れること」についてです。
「触れること」についての回(エピソード)なんてちょっと変な感じがするかもしれないけど。
「(気の置けない人同士が)触れ合うこと」っていうのは、ふつう素敵なことだよね。
でも、時々そうではない時がある。
今回のエピソードでは「触れること」がどんな時にオッケーで、どんな時にオッケーじゃないのかを話していくよ。

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Nizal - キミの身体はキミのものだってことを知ってる?
キミはキミの身体に対してのリーダー、つまり”責任者”ってことなんだ。
それはどういうことかというと、キミの身体に誰が触って良いかをキミが決めることができるし、どうやって触れていいかをキミが決めても良いってこと。
オッケー...例えば、キミのお母さんが何か薬とかを塗ったりする時にキミの身体に触れたり、お医者さんがキミの身体をチェックしないといけない時があるよね。
でも、そういう時でさえ、最初に身体の持ち主であるキミに触って良いか聞かないといけないってことなんだ。
他にも、仮に誰かがキミにキスをしたいとする。でもキミはそうしたくないとするでしょ?
そういう時は「やめて」って言って良いんだ。

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Nizal - これがキミ。いや〜、これか。ひょっとして、これ?いやいや、これだよ!
ははは、ちょっとふざけちゃった。じゃあ、これかな?
オッケー、キミみたいな人はこれくらいしかいないかな...よし、これをキミだとしよう。
これから、キミの身体についての話をするよ?
キミの身体はキミのもの。だから、自分の身体はどこだって触って良い。
頭の先から、足の指の先っぽまで。その間にある部分はどこだって触って良いことね。
キミの身体はキミのものだ。そして、キミはキミの身体のリーダーであり、責任者ってこと。
誰かがキミに触れるとき、それが心地いいな〜って感じることがあるよね。
でも、キミがそう感じるからといって、誰もがみんな同じようにそれが好きだってことはないかもしれない。
「ハロー、おじいちゃん!」
人が自分の身体に触れることから距離を置きたいと思う子どもたちもいるかもしれない。
でも、それも良いんだ。

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Nizal - いらっしゃい、イヴァさん!
Eva - こんにちは!
Nizal - 挨拶はどんな風にしましょうか?
Eva - 握手がいいわね。
Nizal - オッケー、握手ね!
Eva - はじめまして。
Nizal - こちらこそ。どうぞ座ってください。

Nizal - イヴァさん、こんにちは。あなたは子どもを専門とする心理士だと聞いています。
今日は「触れること」についてお話を聞きたいんです。
誰かに触れる時、何がオッケーで、何がダメなんでしょう?そこにルールはあるんですか?
Eva - もちろん。一言で「触れること」って言っても、そこには色んな違いがありますよね?
つまり「良い意味での触れること、つまり心地いい接触、スキンシップ」と「悪い意味での触れること、居心地の悪い接触、スキンシップ」という感じですね。
例えば、「居心地のいい接触やスキンシップ」というのは、誰かがあなたをくすぐったり、
ハグをしたり...というような「相手の身体に触れること」だと言えます。
一方で、「居心地の悪い接触やスキンシップ」は、例えば、誰かがあなたの髪の毛を引っ張ったり、抱きしめるにしてもその力が強すぎたり、誰かがあなたのお尻を叩くというような触れ方のことですね。こういうのは、「居心地のいい接触やスキンシップ」とは言えません。
そこで言う「ルール」とは、あなた自身がその「触れる」という行為を許可していて、同時にお互いがその触れ方を大丈夫だと判断している状況だと言えます。
でも、年上だったり、大人と呼ばれる人たちには「別のルール」が適用されます。そのルールっていうのは、彼らが理由もなしに子どもたちに触れることは許されないというルールなんです。

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Nizal - オッケー、さっきのキミの身体の話に戻るね。だいたいの人は普段、下着を着ているよね。
ブラとか、アンダーシャツとかね。年上の人たちや大人たちは、キミの下着の中を理由もなしに触ることが許されないんだ。これは単純に禁止されていることなんだ。
ペニスがある?ヴァギナがある?これらは全部、キミのものだ。胸?お尻?
これもキミのものだ。つまり、それらの身体の部分についてはキミが決めて良い。
でも、キミよりも年上の人たちがさっき言ったような身体の部分を触ることは、禁止されているっていうことなんだ。

キミの身体はキミのもの。
年上の人たちや大人たちがキミの服の中を触ることは許されていない。

でも、キミの身体の大事な部分を触ること、例えばセックスは怖くて危険な感じがする時があるよね。これから先、キミが大きくなって、誰かを好きになったとする。それで、お互いがセックスをしたいと思ったなら、それはとっても素敵なことだよ。
でも、大人の人たちがキミの身体に対してそういうことをすることは許されていないんだ。
そこにはとっても大事なルールがあるんだ。
ほとんどの人たちはそんなことはしない。でも、時々そういうことをする人たちがいるというのも事実なんだ。
例えば、パウリンに起きたことがそうだった。

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Nizal - 子どもだったあなたに、1人の大人が許されない行為をしたんですよね?

Pauline - そうよ。私が子どもの頃に起きたことだったわ。私が5歳で小学生の時の出来事だった。

Nizal - その時、何が起きたのか話してくれますか?

Pauline - えぇ。当時、私の母が新しい彼を連れてきたの。
そして、彼は私の新しい友達というか、パパ(ステップファーザー)になったの。
そして、彼と一緒に住むことになったわ。
彼はとても大きい家に住んでいて、それは私たちにとってとても特別なことだった。
それまではとっても貧しかったから。彼は私にとても優しくしてくれたの。
だから、一緒に住むことがとても楽しみだった。彼は本当に素敵な人で、優しくて、私にプレゼントをくれたりして。それに、彼にとって私は特別な存在だよって言ってくれたの。本当に友達みたいな関係だった、彼がそうやって言ってくれるみたいにね。
そんな風に言ってくれるのは嬉しかったわ、とても特別な気分だった。

Nizal - そんな彼が、どんな風にテップファーザーから間違った触れ方をする人に変わったのですか?

Pauline - その時から、私と彼は一緒にいることがあって、二人きりでね。
その時、彼はいつも私の身体を触れるようになっていったの。あと、いつも私をお風呂に入れたがったわ。私がお風呂に入らないといけない時は、いつも彼が入れると言ったの。お風呂から上がった後も、私の身体を拭きたがった。タオルを使わずにね、彼は素手で私の身体に触れていたの。

Nizal - 彼と2人っきりになることが怖かったですか?

Pauline - 彼とは頻繁に色んなことを一緒に楽しんでいたわ。
車で色んなところに連れて行ってくれたりもしていたの。ただ、私はそれが好きじゃなかった。だって、彼と二人きりになるのが嫌だったから。でも、彼は私を「危ない人」から守るっていうこともしてくれていたのよ。

Nizal - でも、”彼”がその「危ない人」だったんですよね?

Pauline - そう、実際は”彼”がまさしく「危ない人」だったんだけどね。
でも、その時の私はそうだなんてわからなかったのよ。だって、彼は私の友達だと思っていたし。一方で、一緒に車に乗っていたら私の身体を触ってくる人でもあった。いつも私の下着の中に手を入れたがっていたわ。それに、彼は私に彼の身体を触らせたがったわ。彼のペニスとかをね。当時の私にとって、とても混乱する行動だった。だって、彼は友達なのに、私が嫌がることをしてくる人なの。それで彼は言うの。「これは僕たちだけの秘密だよ」って。
「僕たちはお互いのことが気に入っているんだから」って。

Nizal - それはとても、...難しい状況ですね。頭の中ではどんなことを考えていたのですか?

Pauline - とても恥ずかしいことをしていると思っていたわ。
だって「私たちは他の人が知ってはいけないことをしているんだ...」って思っていたし、それに「私はそれが嫌なのに」って。でも、誰かに言うことはできなかった。だって、全部自分のせいなんだもの。

Nizal - とても長い間、ずっとそのことを自分の中に隠し続けていたんですね。
誰にも言えないようなことを。

Pauline - そうね。それはずっと続いていたわ。
彼は私の内側から恐怖を感じさせるようなことをしていたということよね。
でも同時に、私は外側ではとても元気な女の子だったのよ。

「誰にもバレませんように」
「もうやめて欲しい」
「これって普通のことなのかな?」
「怖いな...」

これは、良い秘密なのかな?それとも悪い秘密なのかな?って思っていたわ。
本当にわからなかった。だから、そのことを考えないようにしていたのだと思う。だって、もしそのことを考えなかったら、そのことが気にならなくなるでしょ?

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<歌>
あの子はC3のホッケークラブの仲間で
時々、笑う声が大きすぎるような女の子
Show and TellでBille Eilishについて発表するために何週間も準備をしているような子
自分の中の「あること」について、誰も気づきませんようにと、彼女は願っていた
とても普通の女の子で、仲の良い友達のひとりのよう
もし誰も彼女の「それ」について知ったり、見ることがなかったら、
「それ」は存在しないのと同じだから
彼女は日記を書いていた、本当の気持ちを記録するために
学校でのもめ事や、ホッケーキャンプのこと、週末に何をしたかとか
そして、”その人”は彼女の部屋にこっそり入ってきた
でも、彼女はまだそれが何なのかわからなかった
それが普通のことなのか、数あるうちのたった一つの出来事なのか
彼が素手で彼女の身体に触れる感覚がわかる
そして、彼女は自分の中のスイッチをオフにする
これは普通のことなのか、なぜ彼は2人きりになると違う人に変わってしまうのか
何故、彼は「このことは誰にも言っちゃダメだよ」と言うのか
どうして彼は彼女に優しいのか
でも、とっても気持ち悪いし、変な感じがする
あの子はC3のホッケークラブの仲間で
時々、笑う声が大きすぎるような女の子
“それ”が続いて欲しくないけれど、どうやって止めたらいいのかわからない
誰かが誤って、間違って気付いてくれないかと願っている
誰か信頼できる人が...
「これは、キミのせいでも何でもない」
と言ってくれる誰かが

Nizal - パウリンは彼女の家で起きた「間違った触れる行為」について私たちに話をしてくれました。

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Nizal - そういった間違った、許されない行為を、私たちの身近な人がしてくる場合もあるのですか?

Eva - 全然知らない人からされることもあり得ます。
でも、多くの場合、よく知っている人や信じている人がそういう行為に及びます。

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Nizal - 年上の子どもや、大人の人が、キミにペニスを触って欲しいと言ってきたとしよう。
これは禁止されている。
もしくは、「私のおっぱいを見て」と言ってきた場合も。それはダメは行為なんだ。
「裸の写真を送ってくれない?」と誰かが言ってくること、これもダメだ。
もしそんなことが起きたとしたら?
その人はやってはいけないことをしているってことを知っていてほしい。
それは絶対にキミのせいじゃないし、キミは間違ったことはしていない。

Eva - あなたの身体を触ってくる人がいたとしたら...
それはほとんどの場合、それはあなたがよく知っている人なんです。
そして、それがとても事態をややこしくするんです。

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相手 - 「1回だけで良いから、裸が見れたら嬉しいんだけどな〜、すごく可愛い(かっこいい)から」
自分 - 「あぁ〜、ありがとう」

Nizal - オンラインでキミが設定したボーダーラインを超えてくる人が現れることがある。
例えば、スマホとかでね。

相手 - 「写真を送ってくれない?私たちだけの秘密にしよう?」
自分 - 「うーん、どうかな...」
相手 - 「そんな風に言わないでさ。傷つくわけじゃないんだから、私にだけだし。心配しないで。
1回だけでいいから。送ってくれたらめちゃくちゃ嬉しい!」
自分 - 「オッケー...じゃあ、1回だけね」

Eva - 大人はそういう行為に及ぶことも許されていません。

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Pauline - 自分の奥深くで、いつもわかっていた気がするんです。何かがおかしいことが。
14歳になった時、ついに妹(姉)にそれを打ち明けたんです。
姉(妹)はとてもショックを受けていました。何故かというと、彼女も彼に同じことをされていたから。それで、彼が全く私たちが思うような友達ではなかったということがわかったんです。

Nizal - 彼はあなたにも秘密だと言っていたのに、あなたの姉(妹)にも同じように言っていたというこ
とですね。

Pauline - そう。

Nizal - 何故、誰かに打ち明けることをそんなに恐れていたのだと思いますか?

Pauline - 彼に何かが起きてしまうことが怖かったのでしょうね。
例えば、言ったら彼が刑務所送りになるとかね。そんなことはしたくなかったし、彼を裏切りたくなかった。でも同時にこうも考えていたと思います。
「彼がこんなことをしてしまうのは、私のことを気に入ってくれているからなんだ」って。
その後、姉(妹)がそのことについて叔母に話をしたんです。それ以降、彼の行為はなくなりました。

Nizal - とても勇気のある行動でしたね。

Pauline - はい。
そう、つまり、それまで私が勇気がなくて出来なかっその行為が、私を最も救ってくれたことになったってことなんです。その後、人に話をできるようになってから、もう一人ぼっちじゃないんだ、孤独じゃないんだと思えるようになりました。

Nizal - もし、今当時のあなたと同じ状況にいる子どもがいるとしたら、何と伝えますか?

Pauline - あなたのせいじゃないし、あなたが原因でもない。
何も間違ったことはしていない。と言いたいです。
もし可能であれば、そういった子どもたちが勇気を出して、とても信頼している人を味方につけて、そのことについて話してみて欲しいなと思います。「言ってしまいたい隠し事があるんだけど、この隠し事が良い隠し事なのか、それとも悪い隠し事なのかがわからない」って。
誰かとても信頼できる人に、そうやって打ち明けてみて欲しいです。

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Nizal - もし、自分が抱えている隠し事や悩みがが誰にも言えない場合はどうしたら良いんでしょう
か?

Eva - その時は、”kindertelefoon”にチャットを送るか、電話をしてみてください。
名前を名乗る必要はないし、子ども電話の電話番号は保護者の請求書に載ることもありません。
あなたに起きていることを誰かに秘密を打ち明けるにはとても安全な方法だと言えます。

Nizal - 何故、「誰かに話す」ということが重要なのですか?

Eva - それは、話をしてくれることであなたのことを助けられるからです。
あなたを助けてくれる人たちがそこにいるからです。例えば、私のような心理士もそうです。
あなたの経験に助けの手を差し伸べてくれるような知識を持った人たちがいるからです。
たくさんの子どもたちが、誰かに話すべきではないという100の理由を思いつくけれど、たった1つ話さなければいけない良い理由がそこにあるのです。
その理由は、誰かの助けでその”隠し事”を止めることができるということなんです。
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Nizal - パウリンが彼女の身に起きたことを話してくれたことは、とても勇気がある行動でした。
キミの身体や「触れること」について思い切って話せば話すほど、誰にも言うべきではないと思っていたはずの隠し事がどんどん減っていくと良いなと思います。
幸運にも、パウリンは今、彼女らしく生きています。

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Nizal - 今はどうですか?自分らしく生きられていますか?

Pauline - はい、とっても自分らしく生きていられています。
アムステルダムに住んで、この素敵な家にも住むことができて。
素敵なパートナーとの生活があって、とっても可愛い3人の子どもにも恵まれました。
今は、素敵なものを作る仕事をしています。そこにいる娘のJipのようにね。
Jipも、素敵なものを作るのが好きなんです。

実は、このエピソードで出てきた絵は彼女が描いたものなんですよ:)


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