オランダの学校教育の特徴⑩<一般的な教育カリキュラムの小学校>
前回の記事では、オランダにあるオルタナティブ教育の小学校について書きました。
オランダの学校教育の特徴⑧<オルタナティブ教育の小学校>
https://note.com/naom_27/n/n7db20f51d93a
今回は学校登録情報上、「一般的なカリキュラム」にカテゴライズされる小学校について書きたいと思います。
一番身近な例でいくと、娘の通っている小学校です。
私たちの娘は家から徒歩圏内にある一般的なカリキュラムに基づいて教育活動を行っている小学校に通っています。
この小学校を選んだ理由は、私たちが持っている教育観や居住地域の印象、またカリキュラムの内容について色々と調べてもらった結果にありました。
子どもを小学校に通わせるということが初めてな私たち夫婦にとって、
「え、そうだったんだ?!」という驚きを覚えることはまだまだありますが、それでも今のところ学校を変えたいと思ったことはなく、娘自身もとても満足して、毎日ルンルンで学校に通っています。
タイトルでこそ「一般的な小学校」と括ってしまいましたが、
「何を一般的とするか」を定義するのが、とても難しいのがオランダの学校だと感じます。
実際には、いわゆる「オルタナティブ教育ではない」という点だけが区別できるところであり、学校毎々を見れば「一般的...と、一括りには出来ないなぁ」という気もします。
学校によって色々異なる部分があることは、前の記事でも紹介しましたが、
オランダの学校教育の特徴③<プールの授業の有無は学校による?!>
https://note.com/naom_27/n/n8a419ae439bb
他にはどんなことが違うかというと、
・基本的な学校の始業時間と終業時間
・曜日による始業時間と就業時間
・学校規模
・クラスサイズ
・教員の人数
・学校との連絡方法
・授業の違い
・施設の充実具合
などなど、学校によって異なる部分はたくさんあります。
日本でも、このような「違い」は学校毎で存在しますが、オランダの場合は「そんなところも違うの?!」というようなことが多いように思います。
つまり、日本人にとっては「それは学校のスタンダードでしょう」と思えるようなところに違いがあるという感じでしょうか。
授業に関して言えば、オランダには検定教科書というものが存在しないため、学校毎で使用している教材にも大きな違いがあります。
もちろん、アウトラインはあるため、極端に習うことが逸脱しているようなことはないようにされてはいますが、日本よりも自由度が高いことは確かな気がします。
ということで、
「オランダの一般的な小学校はこう!」
と言い切れないところが、少し締まり悪く感じられるかもしれませんが、
小学校によって異なる点は学校毎で全然違う。というのがオランダの一般的な小学校です。
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