見出し画像

(これまた)世界遺産、アルベロベッロへ🇮🇹

前日にバーリの街歩きをした翌日は、世界遺産のアルベロベッロへ出かける予定でした。天気は快晴。うん、今日もいい日になりそうだ。

朝からバーリ港へ荷物を預けに

チェックアウトとアルベロベッロ行きの列車までには時間があったので、夜の高速フェリーへの乗船までに荷物を港に預けておこうということで、全員分の荷物を義則と担ぎ、バーリ港へ向かうことにしました。

前日、港付近でお勤めの方々のお話では(笑)、バーリ港には有人の荷物預け所がある!とのことでしたが、やや心配なままバーリ港へ到着。まぁ、預けられなかったらバーリの駅に預ければ良い話なんですが、できるだけ最後まで荷物は持ちたくないのです。

いざバーリ港へ行き、恐る恐るそれっぽい建物を覗いてみると、Googleマップの写真で見覚えのある預かり所が!そこに向かって歩いて行くと、

「え、開いてない!!!うそん!!!」

となりまして…ドアのopening timeを見ると、この時間帯は開いているはずなのに…またしてもやられたか…と落胆。しかし、このままでは引き下がれないということで、付近にいるサービスカウンターの人や掃除のおばちゃんにまで(笑)、あの有人の荷物預かり所は開かないのか?と聞いてみるのですが、こちらが英語で話しかけても相手が英語を話せない状況で…よーしここはGoogle翻訳の力を!ということで、英語⇔イタリア語で音声を流してみたのでした。

すると、お相手の方々が言うに、今は別のところに荷物を運んでいるところで、10分程度すれば戻ってくるとのこと。ふむふむ、そうなのか…ということで、預け所の前のベンチで待つこと数分。
係の人戻ってきたあぁあぁぁ!!

係の人たちもまた英語を話せないようだったのですが、何とか身振り手振りでコミュニケーションをとり「21時にはここは閉まっちゃうからね」という彼らに対して、「私の船は19時頃なので大丈夫です!」と伝えると、めっちゃ大きなグッドポーズをしてくれたのでした。笑

パスポートの所在がわからず大喧嘩

さて、無事に荷物を預ける前のことでした。バスに乗ってバーリ港に着き、荷物の最終確認をしていた時のこと。私が「ここにある」と思っていたところに全員分のパスポートがないことに気がついたのです。

「え…どこいった…部屋かな…ここに入ってなかったら部屋のどこかにしかないはずやけど、だとしたらどこだ?!」

と、パニックになる私。義則も一緒に探してくれたのですが、やっぱり私たちが持っている荷物にはない…なんでやー!?!
私としては、「このカバンにないのなら、絶対に部屋にあるはずだ」と、どこかで思っているのですが、あの部屋の"どこに"置いてきたかの記憶がありません。ということで、部屋で待っている両親にLINEで電話をかけるも全然出ない!笑 出てくれ!何をしてるんだ!部屋にいるだけやろ!スマホをみるんだ!と、焦る私。

一方で義則は、「ここにないってことが確認できたら部屋にあるってことやから、とりあえずこの荷物は預けたら良いのでは?」と言うのですが、確かにそうだ。正論だ。「でも、もし部屋になかったら?!え、またパクられた?!昨日は部屋から持ち出してないのに?!どこかで気づいてなかったとか?!」←もはや悪夢

パスポートなかったら今日の(国際)夜行フェリー乗れないやない!

やっとこさ両親と連絡が取れるも「うーん、ないな…」という母。しばらく心臓バクバクの私…すると、

「あった!⚪︎⚪︎(娘)のリュックサックに入ってた!」

「・・・は?!」

いや、あって良かったけどさ…誰がそんな重要な書類そこに入れた?絶対私ではない…本当にやめてくれ…重要書類を適当に扱うのは…

ということで、荷物を預けた後、パスポートの管理について義則と歩く道中で大喧嘩。笑 いやー、久しぶりにあんなに言い合った。

私の推察としては、荷物を一箇所にまとめる時に、私の知らないところでパスポートを娘のカバンに突っ込んだ人がいる…そして、それはあなたなんじゃないの?ということだったのですが、それに対して義則がブチギレ。自分かもしれないし、そうじゃないかもしれないけど…そもそも、大事なものならちゃんと管理しておけと言われるも、私としてはちゃんと自分のカバンのところに置いていたのに、無造作に別のところに入れられたらわからん…!と平行線。

一方で、何だか私はだんだん喧嘩している状況が面白くなってきて(おい)、義則がこんなに感情的に怒ることが可愛く思えてきてしまい(やめとけ)、「ま、ごめんね。タイトなスケジュールで組んでる私も悪い。いつもありがと!」と機嫌を取ろうとするのでした。←

私、ジメジメと喧嘩している雰囲気嫌なんです。特に義則とは。
ずっと怒ってられないし、色々長続きしない。←

途中で朝食を買うためにベーカリーに寄るも、食いしん坊の義則はまだ怒ったまんま。「どれにする?これ食べる?」と聞いても「わからん」とムスっとしていて。食べることが好きな彼がこんな態度を取るとは、相当怒っていますね。ごめんなさいね。

義則の好きなカプチーノを注文して(まだ、食べ物で機嫌をとろうとする、やめなさい)、「一緒に飲もう!」と言いながら歩き、徐々にお互いクールダウン。部屋に着く頃には「久しぶりに言い合いしたな〜」なんて言いながら笑い合っていました。最高やん。

旅行って色んなハプニングが起こるので、夫婦がタッグを組むことって大切だなっていつも思います。旅行を重ねると、言い合いもあったりするんですが、その度にお互いをよく知ることが出来るようになっていく気がしています。よって、結果よし!!←

さて、アルベロベッロへ出発だ〜!

夫婦の茶番にお付き合いいただきありがとうございました。
さて、「大喧嘩しながら帰ってきたわ!」と話す私たちを見て、両親は笑い、そのまま軽い荷物をまとめてチェックアウト。

いざ、今日の目的地、アルベロベッロへ〜!でもホームは見つかるのか〜!?早めにチェックアウトを済ませて駅に到着して、とりあえず人に聞く。電光掲示板を見て、チケットに書かれた時刻発の電車を発見。「あ、ここだ〜!」と(思い込み)、家族で待っていたのですが、ふと父が言いました。

「発車時刻は合ってるかもしれんけど、この列車の行き先、アルベロベッロとは反対方向の地名な気がする…」

うそやん。やめて。今言うな。笑 あと10分しかない!笑
ということで、また人に聞きまくる。義則はスマホで調べる。父も拙い英語で駅員さんに聞く。

「駅員が11番ホームって言ってる」と、父。

いや、この駅のホームは10番までしかない!11番ってどういうことや…と焦る私。そして、恐る恐る別のところにある10番ホームに行ってみると…10番ホームの隣に何かちっちゃいホームある〜!!!!

いや、これはわからんわ。っていうか11番ホームって呼ぶな!爆
…ということで、ほぼ間一髪、通称"11番ホーム"から出発するアルベロベッロ行きの列車に時刻通り乗ることができたのでした…

アルベロベッロに到着🇮🇹

上の内容が今後アルベロベッロに出かけられる方のお役に立つと光栄です。ということで、電車に揺られること約2時間。アルベロベッロに到着しました!

会いたかったよ、アルベロベッロ…

何故この地域の家々がこのような形になっているかについて書いたサイトがいくつかあったので、ご興味がある方は是非!

この日は天候も良く、青い空に白い家々がよく映えていました!気温も高く、多くの観光客がテラス席でビールを飲んだり、食事をしたり。私たちもジェラートを食べてゆったりとアルベロベッロを歩いたのでした。

鉄道で港に戻り、イタリアンをテイクアウト、夜行フェリーに乗船!

さて、アルベロベッロからまたバーリに戻り、港で荷物をピックアップした後、今回乗る夜行フェリー"superfastferry"の乗り場まで歩きました。今夜は19時頃発、イタリアのバーリからギリシャのピレウスまで夜行フェリーで移動します。

フェリーでお腹が空くだろうということで、港付近のレストランでイタリアンをテイクアウト。食べ物にやたら固執する私。笑
それを持って、フェリーに乗り込んだのでした。

夕日が綺麗やで〜

これがまた、「え?ここを歩いて行ったらいいの?」っていうぐらい、トラックの間を歩かされ(笑)、人間よりも大型トラックの乗船が優先される雰囲気に圧倒されました。

時間にも間に合ってフェリーに乗り込みと、船の中には大勢のトラックの運ちゃんたち!タバコを吸って、ビールを飲んで、めっちゃ楽しそうです。レセプションでチェックインを済ませ、とりあえず今夜の個室へ移動。

実際は4人部屋ですが、私たちは3人で個室を利用できました。

大人の世界を覗く娘氏
サンセット綺麗でした

夜行フェリーは寝台列車とは違ってほとんど揺れないので、快適です。買ってきたイタリアンを食べながら、時々外の景色を見ながら…こうして翌朝、13時頃フェリーはギリシャ、パトラス港へ到着したのでした。

私たちの活動内容に賛同いただける方々からのサポートをお待ちしています。ご協力いただいたサポートは、インタビューさせていただいた方々へのお礼や、交通費等として使わせていただきます。よろしくお願いいたします!