エブリイで車中泊してみた感想（本音）

2024年6月1日 23:00

去年、愛車をダイハツのタフトからスズキのエブリイに乗り換えた。
目的は車中泊で釣り遠征するためだ。タフトでも車中泊はできなくはなかったけど、寝返り打てないし、天井が低いため車内で何か作業したり食べることもできなくて乗り換えた感じだ。春になって車中泊を何度かしてみたので、良いところも悪いところも含めて、軽ワゴン車中泊の本音を書いてみる。

悪いところ

熟睡できない

エブリイはシートをフラットにしても段差ができるので、DIYで段差をなくし車中泊マットを敷いて寝心地をよくした。寝返りも問題なくできる。道の駅で実際に寝てみると入眠もスムーズで気づいたら寝てしまっていた。

が…

深夜になると、ドアの開閉音や話し声がいたるところから聞こえてきて、目が覚めた。気になって眠れずそのままウトウトしてるうちに朝を迎えた。耳栓しても聞こえてくるだろうし、皆さんどうしてるんだろ。他にも山奥の駐車場で車中泊した時に、車の周りで人の声が聞こえてきてイタズラや強盗の恐怖があり一睡もできなかったこともある。（幸い何もなかったけど）

蚊の存在

熟睡できない理由にも通じるが、寝静まった頃にコイツがやってくる。

プーーーーーーン。

パチッ。

以下ループ…

ライトをつけていた時にはいなかったのに、消した途端に出てくる蚊。車内で蚊取り線香をつけるわけにもいかないし、叩きのめすまで戦う羽目になる。これで寝不足になったことは数知れず…

車中泊する場所がない

釣りに行く時は秘境っぽいところに行くことが多いので、車中泊する場所を探すのに苦労する。もちろん出かける前にグーグルマップで車中泊できそうな場所をピックアップして行くけど、実際に着いてみると駐車禁止だったり、街灯なくて真っ暗で車中泊が厳しいケースが多い。探してるうちに深夜になり、泣く泣く畑の横の空き地で車中泊して凌いだこともあった。道の駅より熟睡できたけど…笑

車内が暑い(空調が悪い)

4月くらいまでは車内も涼しいけど、5月過ぎると汗をかくくらい暑い。エブリイは広いといえど畳2畳ほどの広さ。空調が悪いのだ。扇風機を回せばなんとか凌げるけど、扇風機なしだと結構きびしい。個人的に車中泊が楽しめるのは5月いっぱいだと思っている。（長野で車中泊した時は5月でも真冬並みの寒さだったが…）YouTubeなどを見ると真夏でも車中泊しているお方がいるけど、私には到底無理だ…

参考

軽ワゴン車中泊の本音は下記YouTuberの方が語っている通りだと思う。
YouTubeの車中泊動画は基本良いところだけ切り取っているので、イメージ先行でやると色々現実と向き合うことになると思う。何か目的があっての車中泊でないとツラいだけな気もする…　
ハイエースとかであればまた違うのかもしれない。

良いところ

宿泊代を抑えられる

私の場合、遠征して釣りをするのが目的なので、宿泊代を抑えられるのが一番大きい。安ホテルでも素泊まり7,000〜10,000円くらいはかかるだろうし。車中泊なら宿泊代は0円だし、温泉とコインランドリーさえあれば何泊でもできる。熟睡できなくて寝不足でも昼寝すれば体力は回復できるし、全く問題ない。そもそも釣りの時はワクワク感が半端ないので、寝不足でもなんとかなってしまうけど。

非日常を味わえる

車内のインテリアをお気に入りアイテムで揃えたりすると秘密基地感が出てそれだけで楽しい。車内でご飯食べながらドラマや映画を見たり本を読んだりするだけで、なぜかワクワクするのだ。普段、家で普通にやっていることなのに。やはり車内を部屋代わりにすることで非日常感が出ることが大きいと思う。車中泊グッズを揃えたりするのも楽しかったりすんだよね。

朝まずめに余裕で間に合う

釣りには朝まずめ&夕まずめという魚が釣れる時間帯がある。朝まずめは朝4〜7時くらいだろうか。もし車中泊をせずに朝まずめに間に合うように遠征すると夜中に家を出ることになる。夜の運転は見にくいし、得意ではないのでやりたくない。だけど車中泊なら朝起きてポイントまで近いことが多いので、朝まずめに余裕で間に合う。

車で観光できる

遠征する時は観光スポットがたくさんあるケースが多いので、釣りに飽きたら観光することにしている。電車やバスだと行動範囲が限られるけど、車ならそんなの気にせず好きなところに行ける。たまに長野に遠征に行くけど、長野は観光スポットだらけなので、釣りに観光に飽きることがなかった。