ベジタリアンにも、いろいろな主義主張がある。違っていていいし、違うことを表現できることが大切


外国のミュージシャン、俳優たちの中にも、たくさん ベジタリアンの方がいる。

ベジタリアン、ビーガンである、主義主張は、それぞれ、個人的な 考えがあっての こと

で、今日はそのことを 書いてみたいと思う。


写真の歌手は、未だ、歌い続けている今世紀、最も成功したロックグループ、ビートルズの、

ソングメーカー、ポールマッカートニー。

とても、歳を感じさせない、声の張りを彼は持っている。


ビートルズは、最初から、皆、好青年のイメージだが、全員、ベジタリアンになったのも早い。

トップバッターは 1965年、インド音楽に影響を受けた ジョージハリソンが、ベジタリアンになった。 

そして1975年から、ポールマッカートニーは、リンダ夫妻ともに、ベジタリアンに。 

彼が、ベジタリアンになった動機は、動物愛護の精神からだ。

自分が食する動物の命も、自分の命と同じくらい尊い。

彼はそう感じてから、ベジタリアンになったという。 


彼は、ワールドツアーの際、15人のベジタリアンシェフを引き連れて、 彼らが作る、世界

各国のベジタリアン料理を 楽しみながら、コンサートツアーをする。

それだけ聞いても、楽しそうだな〜と感じるし、 彼のコンサートが 愛に溢れて、素晴らしいのも納得だ。


最近は、娘のデザイナー、ステラマッカートニーは、 ベジタリアンから、乳製品も一切とら

ない、ビーガンになった。

そうすることで、彼女は、自分の作る洋服に、一切革製品を使わないと、公表していた。

  スーパースターの座をずっと維持しているマドンナという歌手がいる。彼女も、ベジタリ

アンで、特に、日本ルーツのマクロビを かなり長い間、徹底していた。

 ある期間、日本人女性の マクロビシェフが ずっと、ツアーにもついていたし、マドンナ

は、日本人インタビュアーに、「私は、あなたたちより、ずっと、多く日本食を食べているわよ」 と、言っていた。


私が、NYに住んでいるとき出会った日本女性から、直接聞いた話だが、彼女は、ヨーロッパ

で、時々、マドンナに、マクロビの、焼き菓子を 作って持っていってたという。


その時の、マドンナの印象は、妖艶な雰囲気というより、可憐な、少女のような エネルギーの人だったという。
 

彼女の場合は、いかに、美と健康を、精神も整えながら、 保っていくか、という観点からの、ベジタリアン嗜好の方。

エネルギーが ピュアだったというのも、とても頷ける。

 俳優で、ベジタリアンの、レオナルド デカプリオ。(最近はビーガン?) 


彼の、環境問題への取り組みは、 目を見張るものがある。

数年前、彼が、 アカデミー賞で、オスカーを取ったとき、 彼は、いかに、地球の環境破壊

が 進んでいて、多くの人が、地球環境守るために、行動しなければいけないことを、演説し

た。

彼は、ビヨンドミートのような、植物由来の肉製品を作る会社に、多額投資したり、積極的に、活動している。


実際、ブラジルのアマゾンのジャングルの森林、コスタリカの森林は、安い牛肉の飼育のため

に、伐採され、危機的状況である。

それが地球の温暖化、と 様々な生態系のバランスを崩している現実があるのだ。


今は、牛肉の輸出は、米国より、ブラジルの方が、多くなっているほどだ。

それが、コストの安い、マクドナルドなどに使われている 肉である。

この状況から、地球の環境破壊を 食い止めるには、肉食に傾いている、食生活から、植物由

来の 食生活に少しでも、人々が 転換することにかかっている。


何を食べるかは、人の好きなものでいいじゃない、という考えは、通らない世の中になってきたのだ。


アメリカの、俳優、ミュージシャンが このように、自由に主義主張が言えるのは、テレビの

コマーシャルに出ていないから、というのもあるだろう。


日本は売れている俳優は、必ず、CMに出ていて、企業スポンサーがついている。

スポンサーにまずい主張は 決して言えない。 

テレビ番組中にも言えない。


日本の俳優や、歌手に、私が、全く魅力を感じないのは、自分の意見を言っていない、(言えない環境の) 窮屈な人たちに 見えるからかもしれない。


芸能事務所を、離れ、テレビ出演を 離れて、 ユーチューブで 活躍している、人達

が、どこにも、臆することなく、意見している姿を見ると、こういう日本人も出てきたくれた

か、と ホッとする。


食べること一つにしても、もっと、こだわってもいいはず。

食べるもので、その人は作られているわけであるから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?