ビートルズの名曲、ブラックバードは、アメリカの黒人女性への 応援歌!だった



今朝、ふっと ブラックバードという ビートルズの名曲を思い出した。 昨今、アメリカでは、BLM ブラックライブズマター 黒人の命の 尊厳を 考える 運動が起こっている。 

注目すべきところは、黒人だけの運動ではなく、白人の若者も、賛同して、ラリーに参加している点である。 若者の方が ずっと、オープンな 考えを持てていると思う。 その中でも、ミュージシャンというのは、いつの時代も、ロックでも、ジャズでも、既存の価値観や、ヒエラルキーや、社会体制に対し、それを、音楽の中で、それに対抗したり、破壊させたりする、方向の表現をしてきた。

それが、60年代は 顕著だった。 その時代に 登場した、ビートルズは、その時代の先端を行った、ロックグループである。そして、ソングライター、ポールマッカートニー、ジョンレノンの視線は、常に社会的弱者 とともにあったと思う。

black bird fly.ビートルズの 名曲 ブラックバードは 好きな曲で、口ずさんだりしていたけれど、この歌詞の意味を 私は 考えたこともないし、 これが、黒人女性 讃歌の歌であるとは、中学時代は、夢にも思わなかった。

なぜ知ったかは、ポールご本人の 口から 語られたからだ。 彼の コンサートの中で、この曲を歌う前に、 60年代、公民権運動の時代、アメリカの、黒人女性が いかに、社会の中で、過酷な立場に 強いられているかということを知り、 彼女たちのために この曲を作った、と、彼は 語った。 ブラックバードは そのシンボルとして、使ったと。

歌詞の最後に、You were only waiting for this moment to arise. あなたは、立ち上がるこの時を ずっと 待っていた。とある。 黒人差別の中で、 その中でも底辺にいたのは 女性達だった。成功した、黒人男性は、成功の象徴、キャデラックに乗るように、金髪の白人女性を妻にした。

今、この歌に歌われているのは、黒人女性だけでなく、全世界の 女性達への、メッセージのような気がした。 特に、日本は、雇用条件、女性への社会制度、いろんな面で、先進国と言えるのか、というレベルで 女性に対して冷たい国だと思う。

国の制度は、なかなか変わらないなら、社会に期待せず、 歌の歌詞のように、女性達が 立ち上がって、自分の心地よいところへ、飛んでいくことこそ、幸福を 掴む、近道であるように 思う。


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