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D判定で国立後期10、小論文の施工

今まで、小論文の設計の大切さを述べて来ました。

新聞や書物、テレビやネットで豊富な知識のバックグラウンドを獲得して、優れた設計の小論文ができたとしても、仕上がりが不十分だと評価されません。

あなたが家を買うとして、優れた設計に基づく満足できる間取り、使いやすい水回り、最新の設備、など完璧に揃っていたとしても、塗装ムラや仕上がりが不十分だとがっかりですよね。

小論文も同じです。折角内容が良いのに、仕上がりが勿体ない小論文を時として見受けます。

建物の場合、規模にもよりますが、設計士が設計通りに建築が進んでいるかを確認する設計管理、現場監督がきちんと施工が行われているかを確認する施工管理があります。

例えば、コンクリートを打つとしましょう。
コンクリートがその強度を発揮して、後にひび割れや欠け等のリスクを避けるには、施工時の気温、セメントのPH(適度なアルカリ性に保つ必要がある)、フロー(流動性)、砂利や砂の割合、硬化時間のコントロール、打ったあとの養生、など配慮しないといけないポイントは多岐に渡ります。

小論文の施工に於いても同じです。

次回から具体的に気を付けるポイントについてお話ししたいと思います。

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