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ニートが国立大生?

私は戦後生まれだが、それでも小さい頃にニートなんて言葉は聞いた事は無かった。当時は生きる事に必死で、お腹が空けば、缶集めでも物乞でも、何でもやった時代で、親が働きもしない、勉強もしない子を喰わせるなんて話は聞いた事はなかった。ある意味豊かさの象徴とも言うべき言葉かも知れない。

こんな話を聞いた事がある。
ある日ラーメン屋に、ボロボロの服を着たお腹を空かせ子供が来た。店主は可哀想に思いラーメンを一杯ご馳走した。子供は美味しそうに食べ満足して帰ったが、次の日にもまた来た。それを何日も繰り返す内に最後は餃子も欲しいと言って来たそうだ。

緊急避難的に水を与えるのも必要だが、本当の思いやりとは、井戸の掘り方、自ら水を確保出来るよう教えるのが、真の思いやり、教育ではないだろうか。

話を元に戻そう。最初に出願したG大学に前日に現地入りしたA君、志望理由書を添削した私は、面接対策にも駆り出され、同行することになった。

午前は筆記試験、午後からは面接。簡単な能力テストと言う触込みで、ボーダーは40点。しかし何とガチの試験で、数学、英語、理解、が科されたのである。

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