D判定で国立後期22
E子さんの勝因の3つ目は、内申書が良かった事だ。
平均評定が5段階で4.3以上、かつ学校長が推薦する生徒は、Aに○を付けたマルAと表記される。
医学部や歯学部、難関大学の中には、○Aを要求する大学もあり、E子さんの内申書が有利に働いた事は間違いない。実際多くの大学で点数化しており、T大学では50点と要項に記載があった。
一昔前迄、出来る生徒は授業は聞かず、他の科目の内職をしたり、宿題は出さない、音楽や美術、体育など受験に直接関係のない科目は無視、と言うタイプが多かった。
勿論、そう言った生徒でも試験でいい点さえ取れれば合格できる大学もまだある。
しかし、多くの大学で内申書、遅刻や出席日数、などを何らかの形で評価する様になってきた。
特に、推薦、A O、後期はこの傾向が強く、難関国立医学部を狙えるレベルの生徒が、滑り止にしていた地方国立医学部後期を落ちるケースも少なくない。
どういう受験戦略を取るかは自由だが、内申書が良くて困る事はないので、今度高校に上がる生徒は、真面目に3年間勤める事をお勧めしたい。
特にあなたが、学力に絶対的な自信がなく、お家もさほど裕福でない場合、内申書は重要だ。
真面目にコツコツやった3年間は、必ずあなたを助けてくれるし、内申書が良ければ、奨学金を貰うにも有利だからだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?