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「仕事のできるオトコ」に育て上げたいが故に意識していること #子育て

息子が4歳の頃に撮ってくれた写真からスタートする今日のお話は、子育てのこと。

子育てのことだけど、きっと、自分自身を成長させたいと思っている20代男子にも効き目があると思うお話になっているかなと思います。
是非よかったらお付き合いください。

今回は「誉めて伸ばす教育」の副作用、について。

息子が9歳となって、明らかに思う事がある。
それは「褒めて伸ばす教育だけでは子育ては立ち行かない」という事実について。平たくばっさりといってしまうと(←ごめんだよ!)、褒めて伸ばされただけのメンタル弱めの若者が出来上がるのじゃないかと強く感じている。

褒めて伸ばされて大人になり、社会に出るとする。
でも、そこでは、他社や他者と比較される現実が待っている。
他社や他者と比較されて仕事がやってきたりやって来なかったり、他社や他者と比較されて報酬が異なったりする現実に遭遇する。

息子のお友だちを見てて思う。
親が言わなくてもやる子はやる。

成長欲が生まれつき強いのかそうでもないのかというのが明らかにあるのを感じる。
(ざっくり言うと、ガツガツしたタイプか、おっとりタイプか、というような)

お友達は、親御さんにがみがみ言われずとも宿題を行い、明日の支度を済ませる。しかしうちの息子は残念ながら(というかなんと言うか)、言われなければ実行の気配すら全く無くw(涙)、100回くらい言ってやっと実行する始末だ。

私は最近、とても厳しくしてる。すると、やるべき事をやっと、行う。

今日は叱ったら彼はベソかきながら、こう言った。「怒ってくれてありがとう、、、僕のために」嘘みたいだけど本当にそう言ったのだ。普段から「怒るのってお母さんとても良い気持ちじゃないから一回じゃなくてもせめて何回かで聞いて欲しい」と話していたからかな。
わからないけど、彼はそう言った。

今日のお話のテーマは、
「褒めて伸ばす」は、全員に効くものじゃ無いのでは?と思うということ。「人と比較するべきではない」というのは比較的大人になってからのことではないかな?と思うこと。
自分のアイデンティティを持った大人になってはじめて「人と比べずに生きよう」とトライしたり、「人と比べずに生きよう」と、ストレスを軽減させたりするのにとても有効だと思う。

ただ、子供時代は「人と比べてもへこたれないメンタルの大切さ」を生活に取り入れつつ、「個性を良しとする」子育ての方がずっと本人のためになりやすいのではないか、と思うこと。

小さいうちに競争に勝つ楽しさを覚えていたほうが大人になった時にメンタルのトラブルになりにくいと思う。
メンタルをやられてしまうのが1番やっかいで、パートナーとなる人も本人も戦うのに苦労する「目に見えない敵」だと思うから、
大人になってから打たれやすい人になって苦しむくらいなら、
いま、愛をもって叱って、「これだけ叱られてもやるべきことをやり遂げたんだ!」という自信をつけてやりたい。


話が逸れる気がするかも知れないけど、野菜のパプリカ一つとっても、
旬のものとそうでないものや色や産地で味が違うように、個性は人それぞれだ。私の考え方が万人に共通するかはわからない。

ただただ私は、息子が大人になっても心健やかに人の役に立っていて欲しいし、それが本人の喜びであって欲しい。
そして本人が自分の好きなことで社会に属していて満足がある生活をしていて欲しい。

だから、いまは「叱られてもそこから気づきを得て行動する」子どもになって欲しい。
「どんなに大変でも諦めずにやってきた」と自信を持てる人になって欲しい。
「自分が喜ぶ行動がなんなのか」を感じ取ってそれに向かって動ける人になって欲しい。

そんなオカンの祈りの今日でした。



↓下の写真はまだ4歳の頃。この頃は誉めて誉めて誉めてた。
年齢と共に、子育てのやり方も変化するよね。
自分の子に、興味関心があるからこそ!
「工夫」やそのために人に聞いたり、その過程を楽しんで、愛していきたいな。

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渋谷区にあるレストランHITOTEMA。お店の名前であるひとてまは、「ひとてましかかけずに美味しいものを作り出したい」という思いと、「作ると食べるが最も近い場所」「人と人の、手と手のあいだ」という意味の二つがあります。 子育てをしながら仕事を続ける中で、トライ&エラーを繰り返してきました。私自身の、嘘のない気持ちで「これはいい!」と思うものだけを掲載します。

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