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ときめきは心がおどる
コッツウォルズ食と歴史の旅。
今年の夏一番ときめいた「ダーニング・マッシュルーム」との出会い。
コッツウォルズのアンティークショップなら絶対あると確信めいたものを
心に抱き、滞在先のアンティークショップ巡りをしました。
「ダーニングマッシュルームを求めて!」
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ダーニング、(darning)とは英語で「繕う」と言う意味。これらは、キノコのような形をしているのでダーニング マッシュルームと言われています。卵型のダーニングエッグもあります。
靴下など、少し丸みがあるところや、セーターなどの小さなほつれにそれをあてて修繕するのです。
ダーニングというお繕いはイギリス発祥と言われ、ヨーロッパでは伝統的な繕い方法のことをいいます。ほつれや破れ、シミができたところなど、あえて、色々な色の糸を使い、繕いをカラフルに仕上げます。ただ繕うということだけではないのですね。
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そして、出会いは、やってきました。
一緒に旅してた友人が、見つけてくれたのです。「あったよ。探していたマッシュルームが!」と、一個買ってきてくれました。
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一見ゴミ屋敷のような、(私にとってはお宝の山)のお店の一角にバスケットにあったお繕いグッズを!滞在していたファームハウスから3、4分のところにあるお店です。
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ときめきました。ワクワク、ドキドキ。
まだあると言うことで、早速、私もそのお店に行き、もっと大きいものと小さいものを購入。大きいものは、コートなどを繕うものだとか。
その昔、寒いイギリスでは、厚手のウールのコートを着ていたのだろうなあ。石造の寒い家は冷えるし、湿気もあるし。きっと虫に食われることも
多かったのだろうな。。と。
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どんな人がどんな暮らしの中で使っていたのかなあ。。と、昔のイギリスの暮らしを思いながら、早く家に帰って、お繕いをしなくっちゃと、心がおどりました。
帰宅後、夫のセーターを引っ張り出し、ちょっと遊んでみました。
上等なセーターなので、虫も喰うわ。。と思いながら、捨てるには
もったいないと思っていたセーターをお繕い。
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結構かわいい〜。
そして、楽しい。
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これを夫が着てくれるかどうかはわかりませんが。。(たぶん着ないでしょう)
彼に見せたら、「かわいいね」と一言。
うううんん、良い人だ。
と、言うことで、もったいないから修繕して、というよりも、マッシュルームにセーターをかぶせ、糸を選び、針を刺す。この状態が好き。
そして、それをしている自分に酔っているわけです。
昔は、ものがない、大切に繕って着る、が当たり前だったことでしょう。
今は、着るものは十分ある、でも、良いものは大切に、古いものを蘇らせる、オリジナルなものにする、先人の知恵を敬う。そんな思いかな。
日本でも刺し子という伝統技法があります。これもダーニングです。
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さて、こちらは、すっかり変わってしまった夫のセーター。
ここまでやったのであれば、もっと可愛くしてしまおう!
さらに手を入れて、愛を入れて、しばらく楽しめそうです。
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