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体感とは?
こんにちは。今日もお元気でお過ごしですか?今日は、「体感って何?」というお話です。
「難しいですね。体感って、なかなかわからない。」と、ある日私の生徒さんの一人がおっしゃいました。
この方は、ことあるごとに、起こってくることに対して、同じ反応・行動サイクルを繰り返してしまう自分に苦しんでおられました。
そのサイクルとは、
誰かに何かを期待する→期待が満たされない→やっぱり!とがっかりする→愚痴る
期待していること自体が承認欲求なのだから、それをやめれば苦しむことはないと思われるかもしれませんが、やめようと思ってもなかなかやめられるものではない。心と体は一体、そこで体感です。「期待する」前の瞬間、彼女の体はどうなっているのでしょう?「行動」する、した時の「体の感覚」や「場のエネルギー」はどんなものなのでしょう?
しばらくしてから彼女は、「あっ!それは、背骨が頭蓋骨をビビビビって押し続ける感じ。危機感みたいな。期待する時、その危機感を感じる。」 と叫びました。
私たちのとる行動には、外的要素や、内的要素などが作用しますが、きっかけが起こる瞬間に、必ず体の中で感じられるサインがあります。その体感を探っていくことで、なぜその行動に出たのかを理解する鍵になることがよくあります。
なぜ体感なのか?
体は頭よりも数段早く動きます。例えば道で何かに滑って、体がパッと反応しますね。その後で、頭が「ああ、あれはバナナの皮だった」と解釈します。体が先なんです。ですから、頭でいくら行動を分析して、解決策を求めようとしても、「こうしなきゃ」とか、「こうしちゃいけない」などの取り締まり警官を作り出してしまうだけで、解決策自体も、根本からではなく、バンドエイドを貼り続けるだけで、何も変わりません。
彼女の場合は、「期待する時」に、「背骨が頭蓋骨をビビビビって押し続ける感じ。」が起こり、それで、「期待する」というオートマチック反応が起こってしまうので、自分の体の中で起こっている自分の一部であるその感覚の中に入って、何がそこにあるのかを探っていきます。体感とは、具体的な体の感覚。「自分は一体何をしているのか」という根本原因を探っていく元の元になるのが、体感なのです。
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