『シェフたちのコロナ禍』トリセツです。
背景の異なる34人、34の事情
『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』(文藝春秋)には、文字通り34人のシェフと店主たちが登場します。
「飲食店」と言っても立ち食い蕎麦だって料亭だってありますから、ひとくくりにはできません。背景が違えば、抱える問題も違います。
本書の取材範囲は東京(一部神奈川)ですが、下町、都心、住宅街などのエリア、料理のジャンル、営業形態、店の規模、歴史など、できる限り多岐にわたるよう取材しました。
たとえば、フランス料理のグランメゾン