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人生100年のモノサシ

「パズルのような・・・のnoteがおもしろかった。」とNさんに言ってもらった。

とてもウレシイ。

「なかなか自分の人生では難しいような気がする。
 でも、考えてみたい。」

よ〜くワカル。

グローバルとローカルは異次元。そのサイズ感と世界観は、あまりにも違う。
激動のグローバル組織の渦中で重責を担ってる人が、あんな極小の人生モデルを提示されてもね・・・。そりゃ、にわかに厳しいだろうと思う笑笑

でも、とてもウレシかったから。

今日はお礼に、【人生100年時代のモノサシ】をプレゼントしよう。


1 第二の人生に、メルクマールはない。


第一の人生。
そこにはメルクマール(=指標、目安、モノサシ)があった。

小学校6年、中学・高校3年、大学4年。
中学か高校か大学を卒業すると、就職。
専門学校や大学院に行く人もいるけれど、大抵は18歳か22歳で就職。

年齢として約4年の幅だ。


しかし、第二の人生にこれといったメルクマールはない。

◆セカンドジョブ(2つ目の仕事)という意味では、
会社で働くサラリーマンの場合は60歳定年後。高齢再雇用を選択すれば65歳。
一方、20代で退職する人も多い。

年齢としては約40年の幅がある。

◆パラレルジョブ(副業や社会活動、趣味を生かしたなりわい等)であれば
いつ始めても良い。小学生ではじめても、中高生ではじめても、4-50代ではじめても。退職後の60代や70代、いっそ90歳ではじめてもよい。

年齢としては約90年の幅がある。


そう。第二の人生は
いつはじめてもよいものなのだ。



2 が、実はメルクマールははっきりある。


第二の人生に、社会的メルクマールはない。
が、実はメルクマールははっきりとある。

体のメルクマールである。
「60歳と75歳」


【75歳=物理活動のリミット】

人間の体が物理的に動くのは、75歳ぐらいまでである。

個人差はある。日頃からすこやかな方と不調な方では、当然動ける年齢は異なる。

50歳ぐらいの今、社会的には油の乗っている自分。
まだまだたっぷり時間があるように思う。
しかし、体が動くという意味で、社会で何かをするには75歳までである。

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【60歳=人が変われる。のリミット】

人が変われるのは、60歳ぐらいまでである。

「個人差はあります。60歳では多くの人が変われます。しかし65歳になると変われない人の比率が激増するんです。」これは東北で長年NPOの代表をされている、東京の大学教授の方に教えていただいた現場の知識だ。

会社を退職しローカルに飛び込んで環境適応して変わることができた元企業人が、地域コミュニティで大いに活躍する姿を何年も見てこられた方が語る経験に裏打ちされた事実。なお60歳で退職した後に変わることができた人は、その後、65でも70でも、何歳になっても変わり続けることができるのだそうだ。

しかし65歳で高齢再雇用で退職した人の多くは、おそらく地域コミュニティにはもう対応できない。今さら変われない。そんな未来が待っている。


整体師・菱山として思うが、この現象にはおそらく物理的な身体性が影響している。体は思考を規定する。体が硬くなると心が硬くなる。高齢化による体の老いにより、もはや新しいことを学び環境適応していこうという精神面の意欲や思考が、物理的に激減していくのだ。


人生100年時代の、自らの人生をよりよく生きるポイント。

大切なのは60歳ぐらいまでに変化を経験することなのだ。


3  人生100年のモノサシ


これが人生100年のモノサシだ。
個が生きる上での礎となる、体のモノサシだ。


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私は整体師をなりわいの1つとしており、日々、人の体に触れている。
心身を損なうと、この人生のモノサシはグッと短くなる。

以下は、実際に出会ったお客さまたちである。

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70代前半で、このご経験ということは
50−60代の日々の多くが、ご病気に費やされてきたということだ。
こういう方はとても多い。

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体の声をムシして、我慢が日常となっている日本人の方は本当に多い。
しかし50歳ぐらいになると、限界がやってくる方もとても多い。


さて、話を戻そう。

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なりわいが軌道に乗るには、時間がかかる。


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自分のためなら、これでいいかも。


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なにかを世界に描きたいなら。

ライフシフトに絶対はないが
【やっぱり4-50代の頃、なるべく早く、小さくともはじめておくのがオススメ】という感じにはなるのだね。きっと。



4 人生のシンプルな選択肢。小さな灯り。


昔、第一の仕事でやりがいに満ちあふれている友人に

「自分は、この人生に満足しているのだが・・・?
菱山さんはいつもライフシフトと言うけれど
みんなライフシフトをしなきゃいけないのか? 」と言われたことがある。

もちろん、第一の人生が楽しすぎる人は、それでいい。
最高だ!
何も第二の人生をすすめようとは全然思わない。

その人にとってよき人生がそこにあれば
それはどんなカタチであってもよいのだ。



わたしが提示しているのは、シンプルな選択肢。
人生にはこんな選択肢もあるよ。という小さな灯りだ。


人はいつかは個に還る。ローカルに還る。
だから私はボールを投げる。


どこで生きるの?

誰と生きるの?

あなたは何をして生きたいの?

これは、その人の選択だ。


あなたの人生の地図づくりのモノサシ。

よかったら参考にしてみてください。




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