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昨日の画像の正解は…

昨日、ご参加の皆様ありがとうございました。

是非、忌憚のないご意見ご感想お寄せ下さいませ。

そして、前日掲載のクイズ的な画像、ご参加の方は聞いた~というお話しになりますが、正解はこんなです…

聞かずに知っていた、分かった方、スゴイです!
あまりにマニアックな内容とも言えますから。

まず最初の寝そべる美男はロマノフ王朝の血縁、ガブリエル王子です。
皇太子時代のロマノフ家最期の皇帝ニコライ2世の皇太子時代の恋人(つまり結婚は家が決めた人としたわけです)でもあったバレリーナ、マチルダ・クシェシンスカヤの家で出会ったバレリーナと恋に落ち周囲の反対の声、「愛人にすればいい」という声を押し切って結婚した男性。ノルウェーに出国後、フランスに移住、美男さに虜になる人は数知れず、あの画家タマラ・ド・レンピカは彼のステキな肖像画を描いていたりします。

軍服の凛々しい男性はロルフ・ド・マレの元美術の家庭教師。
そしてロルフ・ド・マレの母エレンが恋に落ち、一生を共にした相手、ジョニー・ルーズヴァル。
社交界を当然のように騒がせた恋でしたが、彼らは愛を貫き、母は社交界の女性から画家に見事に転身。女性が自分の意思で動き始めた時代を感じさせる恋物語です。
マレはいわば家の残されたわけではありますが、終生良い関係を持ち続けています。

かわいらしい船の水彩画(本日のヘッダーにしています)はマレが1911年に描いた水彩画。セイロン島を母と旅した時を描いたもので左の大きく膨らんだヘアスタイルが母エレン、自身はカメラをもって逆側に描かれています。
船のマークは鷹の羽をモチーフにした母の実家ハッリウィル家の紋章です。

父のマレ家の紋章は人魚。
マレは自分が育てられた母の家(祖母が養育を引き受けていましたので)の紋章を描いているのも面白いですね。

BS (1)右マレ左ハッリウィル


マレの魅力的でアグレッシブな人生の一端お楽しみいただけておりましたら幸いです。

次回は12月にスペシャル編(クリスマスも近いですし)お届けいたします。
ご期待下さいませ。

ありがとうございます。 欲しかった本やプログラムを購入し、Ballet Collectionの充実に励みたいと思います!