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映画『赤い靴』を見る前に&見た後に

来日公演を心待ちにしていたマシュー・ボーン版『赤い靴』
残念ながら中止になりましたが、映画が公開されています。都内ではbunkamuraでの上映も19日から1日3回になり、今後上映会場も増えていくようなのでお近くにはまだという方も可能性があるかもしれません。

マシュー・ボーンのZoomによるインタビュー録画が下記で公開されています。見る前でも後でも見ると理解が深まりそう。

明らかにバレエ・リュス初演のコクトー台本、ココ・シャネル衣裳、ブロニスラワ・ニジンスカ振付、アンリ・ローランス美術、ダリウス・ミヨー音楽、舞台幕はパブロ・ピカソと言う豪華メンバーによる『青列車』(1924年)の場面をイメージしていることを明言しないのは、バレエ・リュスが一般的でないから(特に日本人相手のインタビューでは)なのか、何か別の理由があるのかとても気になります。
*舞台幕:前奏曲の間だけ見ることができる緞帳を上げた後に見ることのできる幕のこと。

個人的にはマシュー・ボーンの知名度でバレエ・リュスも盛り上げて欲しいのに!と思ってしまいます。
知らないはずは100%ないので…。

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この写真でアクロバティックな動きをしているのはアントン・ドーリン。
アクロバット一家出身だからこその高い身体能力を見たコクトーがそれを活かした作品を思った事から生まれた作品でもあります。

パリ・オペラ座での再現上演もありました。
このドーリンの役はスウェーデン王立バレエ団の芸術監督に就任した元パリ・オペラ座エトワールのニコラ・ル・リッシュが踊りました。
DVDも発売されているので是非!


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