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意識領域の広さとは

カウンセリングを毎週受けてると、意識領域の広さという言葉をよく聞く。例えば、夫はキッチンの電気を出る時に消してあるか、ベランダのドアがきちっと閉めたかどうか、新聞の置き場所がいつも同じ場所かどうか、キッチンを使ったらちゃんと激落くんスプレーで拭いてからアルコール消毒液を吐きかけたかどうか、週末にご飯を作ったらきちんとその感想を言うかどうかなど多分普通の大人ならすでに身についていることを私がつい忘れてしまうと夫に注意される。そういった同居している相手が大切にしている価値観を理解してない時に相手は傷つき荒い言葉遣いになる。

そう言ったことを何度か聞いていくうちに、やっぱりこれをすると嫌がるだろうからとかこれをすると喜ぶだろうからと気遣いができることを意識領域が広くなるという。みんな家族と暮らしていれば、いろいろな立場の人と仕事をしていれば、そういう気遣いが歳を重ねるごとにできることが増えていくのだと思う。だけど、私は家庭環境やいま仕事をしていないことや関わる人が少ないということから、この意識領域が前は狭かった。いろいろ失敗したし今もまだ失敗している。そのレベルが社会人のレベルに達していないということが薄々分かってきた。だから、このnoteで出会う人から学ぶことは多い。

夫は頭がいいだけじゃなくて思いやりがあるしユーモアももっている。在宅で仕事をしている会話が聞こえてくるのをみてもとても気遣いができる人だと思う。なので、私にもそれを求めてくる。カウンセリングを始めた7年前は夫の気持ちがなかなか分からなくて失敗ばかりしていたが、私もカウンセリングを受けていくうちに自分が苦労知らずであまちゃんで人にやってもらうことに対して感謝の気持ちが足りなかったな、と分かるようになった。

いや、今も足りないんだけど、みきを育てて介護でいろいろな方にお世話になったことから、そして何より夫や友達や親戚、カウンセラーさんやマッサージ師さんの人達にいろいろ支えてもらったから今の私があることを最近心から感謝できるようになってきてるし、意識領域が広がってきていると思う。最近、夫に買い物に行った時にアイスを買ってきてくれる?というおつかい(子どもかい⁉️)を頼まれるようになり、夫の好きなバニラアイスをメーカーと価格を考えながら買ってきている。家事は分担制で夫がやりたがらないゴミ捨てや掃除、片付けなどを体調のいい時にやっている。家計は夫が管理しているので、家計で買いたいものはいちいち確認してから使うようにしている。

亡くなった母が自己中だったことからあまり感謝を込めて話をしていなかったが、この間葛藤のある母子の会話をドラマで見た時にあの母も不妊治療をして私を産んでくれたことを思い出して、産んで育ててくれたことに感謝できるようになった。それを友達に話したら良かったね、と言ってもらい嬉しかった。まだまだ課題はあるけれど、いろいろな人から人の心にある背景を日々学んでいる。

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