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広島の平和記念式典を見て

今日8月6日は広島に原爆が落とされた日だ。この日になると、去年亡くなった広島出身の伯父に子供の頃に伯父の実家に連れて行ってもらったことを思いだす。伯父のうちは広島市からは離れた三次市という自然あふれる田舎だったが、10才の時に原爆のドーンと落ちる音を聞いたと話してくれた。今朝の広島平和記念式典を見て、核兵器のない世界になって欲しいと世界中の人が願っているんだな、と思った。

私の亡き父は商社マンで、イランイラク戦争があった時にテヘランに単身赴任していたことがある。当時私は高校生で今のようなスマホはなかったしFAXもなかったし戦時中だから電話も通じなかった。母や私と兄が書いた手紙をテヘランに行く出張者に託して、父の手紙を持ってかえってきてくれるということが2年間続いた。その間私は友達には言えない影の部分を背負うことになり、あまり友達と話が合わない時もあり、つらかった。

もしかして父が戦時下で亡くなっていたかもしれないという経験をしたので、戦争の悲惨さを忘れてはいけないんだな、それを若い人達に伝えていかないといけないんだな、て思いながらニュースを見ていた。


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