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16才と10ヶ月のシニア犬みき、虹の橋を渡る

夫が本社があるラスベガスに出張のため、14日から20日までずっとお世話になってきた動物病院にみきを預けていた。預けて2日目に電話をしたら水を飲みすぎてますね、と言われて、うちに戻ったら何か対策をしなければと思っていた。4日目に電話した時は、ご飯を食べなくなったので、温度管理ができる機械に入れて毎日点滴をして手を尽くしているんですよ、でも、週末は低気圧が来るから週末まで持たないかもしれません、と言われて動揺して、慌ててラスベガスにいる夫にメールを送った。1人で会いに行こうかと迷ったが、メンタルが弱い私が1人でみきに会いに行ったら夫が心配するだろうと踏みとどまった。みきに会いたい。夫が来るまで何とか持って欲しい、そう願っていた。

夫は土曜日の夕方に帰国する予定だったが、この日は大寒でとても寒い日だった。朝7時45分に獣医さんからみきが息を引き取った、でも苦しまずにいきましたよ、と言う電話があり、涙が出て来たが、不思議にホッとした。3年間心臓の薬を朝夕と飲ませ、この1年間はいろいろ苦労して手作り食にして、去年の3月からは腎臓の働きをよくするために週4回寝る前に夫と協力して自宅で点滴をして、ここ3ヶ月は貧血のために自転車に乗せてホルモン剤を打ちに行っていた。目薬も点耳薬もつけていた。いいと言われることは全てやった。歯だけは子どものころから磨いてあげられず、歯が3本抜けてしまったが、細かく刻んだご飯は美味しそうに食べてくれた。晩年は体重は3.8キロまで落ちてしまったが、食欲はあったので安心していた。

だから、夫のアメリカ出張で自宅で点滴ができないから動物病院に1週間預けても大丈夫だと思っていた。でも、うちにいた時白内障で目が見えなくて歩く時に壁や家具にごっつんごっつんぶつかりながらケージまで歩いていって、ご飯を食べたり水を飲んだりしてて、夜も少しでも見えるようにと廊下に電気をつけっぱなしにしてドアも開けといてあげてと気を遣ってたので、それもあってみきは最後まで寝たきりにならなかったしボケもしなかった。私達も大変だったが本人もしんどかったと思う。だから、動物病院で亡くなったのはここなら迷惑かけないからと思ったのかもしれない。

ご縁があり、16年と10ヶ月付き合って来たが、持病のある私のもとに本当にいい子を神様が与えてくださったんだな、と思うと、みきには感謝の気持ちで一杯になる。日曜日の朝に葬儀屋さんが迎えに来てくれて段ボールに入れたみきと最後のお別れをして、泣いてしまったけど、これからもきっと何かの時にふと思い出して泣いてしまうこともあると思う。でも、みきのことを考えると幸せな気持ちになれる。もっとこうしてあげればよかったとか考えるけど、精一杯のことはできたと思う。みき、ありがとう。そして、サポートしてくれた夫にもありがとう。最後まで手を尽くしてくれた先生含めみきを可愛がってくれた全ての人たちにありがとう、と言いたい。写真のお花はご近所で同じミニチュアダックスを見送って今は子犬を飼っているワンコママさんに頂いたものだ。みきを亡くしてすぐに頂いたのですごく嬉しかった。みき、天国で見守っていてね。

#シニア犬の最後 #帰国子女   #動物病院

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