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高齢者終身サポートのこと

子供がいないせいか、何年も前から高齢者の身元保証人サービスのことを調べて資料も取り寄せて担当者の名刺を手帳に挟んでおいてある。夫は62才でまだまだ働いてくれているが、いずれ定年を迎える。物価高や年金制度への不安はあるし、何よりも夫や私のどちらかが1人になったら、入院や施設への入居など、また亡くなり最後のお葬式や死後の手続きなどをやるのを長野の義理の兄弟に頼めるのか…を考え始めると眠れなくなることがあった。

昨日のNHKのクローズアップ現代で、高齢者終身サポート事業者は全国で400社くらいあるそうだが、従業員が10人以下しかいないところも多く、トラブルも多いらしい。静岡県のある市では安心できる高齢者終身サービス事業者を紹介して欲しいという相談が増えているので、ガイドラインを決めて優良業者を選ぶという試みをしたとのこと。

テレビに出ていた茨城に拠点を置くしんらいの会というところは代表の人が誠実そうに見えたので、調べてみたら東京には支社はないらしい。前に調べたところは終活協議会という団体でいずれも200万くらい払えば生前から死後の手続きをいろいろ世話してくれるという。ただ追加料金もかかるのでそこはきちんと契約書通りにやってくれるのか、最後まできちんと手続きをしてくれたのか確認することも今後の課題のようだ。

これからは少子化だから子供がいようがいまいが老後は第三者が家族の代わりに面倒を見て欲しいというニーズは増えるのだと思う。番組に出ていた会の代表が利用者の方に私達に迷惑かけていいのよ、そのためにいるんだから、と言っているのをみて涙が出そうになった。こういう信頼のおける高齢者終身サービス業者を自治体が選んで紹介してくれるようになって欲しいと思う人は増えていくのではないか、特に子供がいない人はそういうサポートを受けられれば安心して老後を過ごせるのではないかと番組を見ながら思ったので、住んでいる杉並区でもぜひ検討して欲しいなと思った。


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