誰の感情を動かしたいのか、を今一度考えてみる。

「エモいと伝わるってことですよね」

ある日、生徒さんが言いました。（物語風‥！）

エモい＝エモーショナルであるということですね。今どきの言葉ですよ！私も知ってますよ！ふふん。

エモい、すなわちエモーショナルである、ってどういうことだろうねーって
先日のレッスンで話してたんですよね。

そしたら今日
「エモいについて考えてきました！」って。

で、冒頭のセリフが出たんです。
すばらしい。
ちゃんと考えてきてくれるなんて好きー。

●エモいと伝わるのか●

うん。感情に訴えかけてくるものがある、っていうのが、いわゆるエモいってことだから

確かに、伝わりやすいよね。感情って。

大事だよね。

でね、そこでもう一歩踏み込みたくってね。

最終的に、エモくなっていたいのは
誰かしら？ってこと。

うんとね。

発信者である自分が感情を込めるのと

聴き手である相手の中に、感情を呼び起こすのではちょっと違うよね。

自分の感情を、ものすごく声に込めて喋ったり歌ったりしても
その、込めた感情を、そのまま相手もおんなじように感じてくれてるとは限らなくってね

あぁ、感情込めてるなぁ。

っていうふうに、伝わったりするんだよね。

それって

動いてるのは、発信者である自分の感情であって、相手の感情は動いてない状態なんです。

たとえばさ、

彼氏と喧嘩して、すっごく泣いてる女の子がすっごく感情的になって訴えかけても

彼氏の気持ちはサーっと音を立てて引いていく、、、みたいな現象ってあるじゃないですか。

うん。悲しみがすぎる状況だよね。

このように
伝える側がどんなにエモくても
受け取る側がエモいとは限らない。

“表現する”っていうのは
自己完結で、自分だけが感情発露してももちろんいいんだけど

もし、あなたのその表現で
誰かの気持ちを動かすことが目的なら

やることは、ちょっと、変わるかもしれないよね？

ふふふーーー！

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