見出し画像

《自分らしさ》を捨てる時(2)。

続けまーーーす。

「自分らしさを表現したい」
「自分らしく歌いたい」
という生徒さんと話した
《自分らしさ》ってなんだろね?という
お話です。


(あ、ちなみに上記の生徒さんたちは
“人前で”表現する、が前提にあります。
アプリとかSNSで、表現できる場所が増えましたもんね。)


さてさて。

自分で慣れてる、声の出し方・歌い方だと
なんだかうまく声が出なくて

でも、発声練習で出す声はなんか、自分らしくない気がして抵抗があるし

裏声なんてもってのほか!できれば使いたくない‥っていう場合。

うん。よし!

その《自分らしさ》
一回なしにしてみよっか♡^^


って言います。

どうせ自分らしさなんて、確固たるものはどこにもない。

これまで生きてきてなんとなく積み重なった《自分》を基準にして
らしい、らしくない、を判断してる。

で、それが

なんか苦しい、なんかスムーズじゃない
オーディションに受からない、なんかなんか

なんか、うまいこと運ばなーい!なら


《自分らしさ》にこだわる必要、なくない?


そもそも、その人らしさってさ

周りが決めるんだよね。

決めるっていうか、周りの人が抱くものでしょ?印象って。人の個性って。

自分で“コレです”、じゃないの。わざわざ差し出さないの。自分は、もうただ、一生懸命やってればいいんだよね。

で、そういう“その人らしさ”、いわゆる“個性”ってさ

どんなに型通りのことをしたって
どうしたって漏れ出てくるもの、なんだよね。ぜったいに。


発声練習は、地味かもしれない。
歌い方も最初は、なんか地味かもしれないw
か、思ってたよりすっごい派手かもしれないww

でも、それでも

ゼロから、身体の使い方、もっかいやってみて

基本を、できるだけでいいから、これまでよりも集中して、丁寧にやってみる。

これまでの《自分らしさ》を、捨てる。

それは
意識する身体の箇所も力の入れ具合も含めてよ。
自分の、これまでの使い方とは違うことも多々あると思うし、戸惑うこともあるかもしれない。

でも

それによって、もっともっと

できることが増えたら

《これが自分》て思ってる今の自分より

ほんとは、もっともっと自由でさ、
もっともっと大きいってことが
わかると思うよ。


《あなたらしさ》が、そんなきゅうくつなワケないから。もっともっっっと!魅力的なんだから。

それを、お客さんに、見て感じてもらおう^^







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?